【王将戦】永瀬九段 冷静に誘導の一手 予定通り?12分後「封じます」

[ 2026年2月18日 05:30 ]

<第75期王将戦第4局・1日目>熟考する永瀬九段
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 封じ手まで12分を残した午後5時48分。藤井に指された▲5六歩(第1日指了図)を見た永瀬は何事もなかったかのように時の経過を待つ。6時に立会の稲葉八段から声をかけられるやいなや「封じます」と応じた。何もかも予定通りと言わんばかりに。

 34手目△7二金(第2図)まで得意のノータイム指しを演じた。角換わりで一段飛車に構える陣形では6二に金を進めるのが定番なのに、時間を浪費せず平然と一筋ずらす。「誘導の一手。永瀬九段が事前に想定した通りに進んでいると思います」と解説するのは稲葉八段。後手番にもかかわらず事前準備に沿って駒を動かす。もはや永瀬の持ち味と言ってもいい巧妙な進行が盤面に展開された。

 今シリーズで挙げた2勝はいずれも先手番。それなのに「実は後手が好き。将棋は先手後手で勝負が決まらない方が幸せですよね」と意味ありげに笑う。気になる68手目の封じ手以降、どこまで想定内で指せるかが勝負の鍵を握りそうだ。(我満 晴朗)

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