【王将戦】外気温8度も…熱い!?藤井王将が熱闘で異例のクーラー要望 記録係・関三段「寒かった」

[ 2026年2月18日 05:30 ]

<第75期王将戦・第4局 第1日>昼食休憩を終えて対局室へと戻る藤井王将(撮影・河野 光希)
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 将棋の第75期王将戦(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)7番勝負第4局は17日、和歌山市の「和歌山城ホール」で第1日を行い、後手の挑戦者・永瀬拓矢九段(33)が68手目を封じて指し掛けた。4連覇中の藤井聡太王将(23)=名人含む6冠=が繰り出した「強気の受け」で2勝2敗のタイへ戻すか、永瀬が初の王将位へ王手をかけるか。対局は18日午前9時に再開する。

 お互いの読みと読みがぶつかる、醍醐味(だいごみ)と呼べる局面だった。後手の永瀬はいけると思って攻めた。藤井は攻めさせても大丈夫と受けた。矛が強いか盾が強いか。結論は封じ手を経て2日目に持ち越された。

 角換わり腰掛け銀へ進んだ、永瀬の56手目△5五桂への応手▲3八銀(第1図)。当たりになった銀を上下どちらへ逃がすかの2択で藤井は退却させた。

 決して弱気なのではない。むしろ「強気の受け」(立会の稲葉陽八段)だった。上へ逃げる▲5六銀では▲5六歩で打たれたばかりの5五桂を取りにいくことはできない。その余地を残した。ただ、▲3八銀では駒が下がるため永瀬の攻めを呼び込みかねない。その怖さを13分の考慮で見切ったからこその指し手。実際に封じ手前の67手目▲5六歩で永瀬の攻めの拠点を除去しにいった。

 藤井は午後0時半からの昼食休憩前、記録係の関祐人三段(24)に「冷房を入れてもらえますか?」と要望した。外気温8度。室温は21度に設定されてあったが、午後は下限の20度とし風量も最大にして対応した。膝掛けとカイロが急ぎ手渡された関三段は膝掛けを使った。封じ手後、「メッチャ寒かったです」と苦笑いで明かした。

 1勝2敗の王将戦だけではない。藤井は8日に第1局が指され、挑戦者の増田康宏八段(28)が先勝した棋王戦も追う立場。ダブルタイトル戦で共に黒星先行したのは15回目で初めてだった。午前中から羽織を脱いだその脳内が、フル回転で読みを重ねた証に違いない。(筒崎 嘉一)

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