【王将戦】谷川浩司十七世名人、第3局展望 藤井王将積極策に的確に対応、第3局は球種見せるか?

[ 2026年2月3日 05:30 ]

谷川浩司十七世名人
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 【王将戦7番勝負を読む 谷川浩司十七世名人EYE】谷川浩司十七世名人(63)が第2局を解説し、第3局を展望した。第2局も第1局に続いて両者の得意戦法・角換わり。先手・藤井の腰掛け銀に永瀬は追随せず、早繰り銀で対抗した。

 「永瀬九段が序盤から意欲的で、後手でも主導権を握ろうとした。藤井王将の対応も的確でした」

 その局面が58手目△9七歩(A図)への応手で、藤井の選択肢は2択。「▲同桂か▲8八王か。一番の岐路でした」と強調した。

 ▲同桂はそのあと▲8五桂~▲7三歩成と進められれば先手の完封勝ち。だからこの2手がくる前に「永瀬九段は暴れることになります。本譜は▲8八王で曲線的な流れになりました」と解説した。

 終局後、藤井がポイントとして挙げたのもこの局面。▲8八王の後、63手目▲9七王と一見不安定な陣形を敷いたが、「結果的に9七王型の“遠さ”が生きる形になった」と振り返っていた。

 「上部脱出も見せ、確かに王が遠い。最後は不思議な穴熊をつくりました」と谷川。藤井王は金銀4枚で空中に築いた「天空の城」に終局まで鎮座する。

 では、今期も角換わりシリーズだろうか。第3局、藤井は後手。「“球種はある”と見せておくことも大事です」。同じ後手番だった前期第5局。藤井はプロ入り後初めて2手目△3四歩を指し、雁木(がんぎ)へ進めて勝利した。対局開始から、その選択が注目されそうだ。(構成・筒崎 嘉一)

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