国も認めるロックバンド! THE ALFEEが文化庁長官特別表彰を受賞「60年ぶりくらいにお年玉」

[ 2026年1月16日 05:30 ]

都倉俊一文化庁長官から表彰を受けるTHE ALFEE(右から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦(撮影・西尾 大助)
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 文化活動で優れた功績を上げた人などを称える「文化庁長官特別表彰」の表彰式が15日、京都市内で開かれ、ロックバンドとして初めて選ばれた「THE ALFEE」に賞状が贈られた。メンバー3人は本紙の独占インタビューに「デビュー52年で“国も認めるロックバンド”になるなんて想像したこともなかった」と喜びを語り、今春達成する前人未到のライブ通算3000本に向け「全てはファンの皆さんのおかげです」と感謝の2文字を強調した。

 いつものド派手なステージとは違う、和風で古典的な金屏風(びょうぶ)を前に都倉俊一長官から賞状を手渡された高見沢俊彦(71)、坂崎幸之助(71)、桜井賢(70)の3人。会場で浮いた感じにならないかと心配したが、意外になじんで見えたのはデビュー52年の“職人”が醸し出す静かな誇りと、多くの挑戦をしてきた自信だろうか。3人の自然な笑顔が印象的だった。

 文化庁長官特別表彰は、長年にわたって文化活動に優れた成果を示し、日本の文化振興に貢献するなどした中でも、発信力の高さが認められた人たちに授与する賞として昨年度新設。文化功労者や紫綬褒章などを含めても歌手個人の授与例はあっても、ロックバンド自体が受賞したのは初めての快挙だ。

 受賞後、本紙の独占インタビューに応じたメンバー3人はそろって「感謝」の2文字を口にした。

 「今年でデビュー52年というタイミングでこういった賞を頂けたのは、自分たちが長くやってきたことへの一つの評価になりますし、現役のロックバンドですから、これからの励みにもなります。あと、今年は何といっても通算3000本が控えています(4月17日、東京ガーデンシアター公演)ので、ライブ活動を停止することなくやってきたことへのご褒美であり、全ては長年応援してくれているファンの皆さんのおかげと、本当にありがたく思っております」(高見沢)

 受賞理由には「海外公演や国際音楽祭への参加を通じて日本のロックを世界に紹介」と書かれており、91年に米3大音楽賞の一つ「アメリカン・ミュージック・アワード」に日本代表として唯一参加したことや、98年のニューヨーク公演、翌99年のベルリン公演などの功績も認められた。

 「初めての海外公演となったニューヨークの会場は、僕らがこの道に進むこととなった憧れのサイモン&ガーファンクルの地元で、彼らの代表曲も歌いながら盛り上がった忘れられないステージ。端緒は95年の阪神大震災があったわけだけど、やっぱり音楽は人の心を安らげるものであって、誰かの役に立ちたい、微力でも…という思いの延長が長くやっているとこういう形になるのかもしれませんね」(高見沢)

 メンバー全員が古希を超えての受賞には「正月明けのタイミングでもあり、60年ぶりくらいにお年玉をもらった気分」と少し照れてみせた。「国が認めるバンドというと偉そうに聞こえるけど、そんなポジションに僕らがなるなんてね…。長く休まずやってると何かがある。後輩のバンドマンたちにその道を開くことができたならうれしいね」と3人そろってほほ笑んだ。(阿部 公輔)

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