【毎日映画コンクール】李相日監督「皆さんの献身の結晶」 不安と覚悟の力作

[ 2026年1月16日 06:00 ]

監督賞 「国宝」

笑顔でポーズを決める李相日監督(撮影・松永 柊斗)
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 李監督は自らの監督賞を含む7冠に「全ての部署の皆さんの献身の結晶。全体の完成度が高められた。衣装とメーク部門がないのが残念」と本音も口にしつつ喜びをかみ締めた。

 「悪人」(2010年)、「怒り」(16年)に続く吉田修一氏の小説の映画化。約3年間、吉田氏が自ら黒衣を着て歌舞伎の世界に入り込んで書き上げた渾身(こんしん)作だ。もともと監督自身が女形の世界に興味を持っていたこともあって、まさしく“待ってました”の一本。それでも「映画俳優が歌舞伎役者を演じる。果たして物になるのか?」と不安と相当な覚悟が必要だったと明かすが、そんな心配も消し飛んだ。

 昨年6月に公開されてなおロングラン中。実写の興収記録も塗り替えて200億円も目前だ。2時間55分の大作。「誰もこんなことは思ってもいなかったと思います」と話し「長いとは感じなかった」と寄せられた多くの声が何よりだった。配信が主流になりつつある中、劇場に客足を戻した功績も大きい。(佐藤 雅昭)

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