久米宏さん死去 古舘伊知郎が語る凄み 「Nステ」で大物政治家を激怒させた夜「意地悪にニヤっと…」

[ 2026年1月13日 15:37 ]

古舘伊知郎
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 元TBSアナウンサーでテレビ朝日「ニュースステーション」などに出演したフリーアナウンサーの久米宏(くめ・ひろし)さんが1日に肺がんのため死去していたことが分かった。81歳。埼玉県出身。

 訃報を受け、フリーアナウンサー古舘伊知郎がこの日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に急きょ、電話出演し、久米さんの凄みについて語った。

 久米さんは04年まで19年間「ニュースステーション」のキャスターを務めた。勇退後、「報道ステーション」に番組名が変更され、04年4月からキャスターを引き継いだのが古舘だった。慌ただしい交代劇に、具体的な引き継ぎはなかったという。

 久米さんの凄みについて聞かれると、古舘は権力と戦う姿勢を挙げた。「たとえば財務省の中にカメラが入って、今そういうことはできませんけど、主計局の課長と生でやり合う。もうケンカです」。また、大物政治家が番組途中で怒って帰った逸話も披露した。

 「ある自民党の実力者が来た時、その方は怒って、スタジオの隅にある下駄箱を蹴飛ばして、側近の方が帰って行ったというのがありましたけど、その時も久米さんは反論しないんですよ、言葉で。その政治家さんに。意地悪にニヤっと笑って、持っているボールペンをプラプラプラプラさせながら、デスクにポーンと投げた。それをきっかけに、その政治家さんは怒って途中退場したんです、スタジオから。意図的にそこまで政治家に抗って、対抗して、戦ってみせるんです。半分演技、半分本音だと思います」

 天国へ旅立った久米さんへ掛けたい言葉を聞かれた。「もし肺がんで苦しまれないで旅立たれたら、久米さん、それは本当に良かったと思う。“”先に行ってて下さい。やがて僕も行くわけですから。その時に初めて、ニュースステーションから報道ステーションへできてなかったことを遅ればせながら、やらせてくれますか?久米さん”と、ちょっと甘えたい気持ちになっています」と、本音を口にした。

 久米さんが所属する「オフィス・トゥー・ワン」がこの日、公式サイトで「久米宏は、令和8年1月1日、肺がんのため満81歳にて永眠いたしました。ここに謹んでご報告申し上げます」と報告。「生前は、皆様より格別のご厚情とご支援を賜り、本人も深く感謝しておりました」とつづった。TBS「ぴったし カン・カン」や「ザ・ベストテン」など、数々の番組で司会を務めた。フリー転身後は「報道ステーション」の前身となる「ニュースステーション」のキャスターを務めた。

 通夜、告別式は故人の意向で、近親者のみで執り行われた。

 麗子夫人は久米さんの最期の瞬間を明かした。「久米は、最後まで“らしさ”を通したと思います。大好きなサイダーを一気に飲んだあと、旅立ちました。まるでニュースステーションの最終回でビールを飲みほしたあの時のように」。その上で「自由な表現者として駆け抜けた日々に悔いはなかったと思います」と振り返った。

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