【藤あや子 我が道30】昨日より、明日より、今日を大切に…一緒に楽しんで生きていきましょう

[ 2025年12月31日 07:00 ]

還暦を過ぎてもまだまだこれからです。藤あや子の公式インスタグラム(@ayako_fuji_official)から

 7月に藤あや子として52枚目となるシングル「想い出づくり」(詞、曲・小野彩)を発表しました。スタッフから「これまでいろいろな女性の歌を歌ってきましたが、ご自身の歌はどうですか?」と言われて「そんなの無理。難しい」と一度は否定しました。しかし「日記のつもりで詞を書いたらどうですか?」と説得されて、書いてみたのです。

 まず思い浮かんだのは両親のこと。次に初恋で生まれた子供と孫のこと。そして夫のこと。はたと気付き、大事な友達も忘れちゃいけない。難しいことや面白いことは書けませんが、素直な気持ちを言葉にできました。鋭い女性記者の指摘で気付いたのですが、4番の歌詞で、夫との将来について♪幸せな日々を送ります…と自然に書いていました。普通ならば「幸せになりたい」と願望を書くのでしょう。でも、これまで逃げずに正直に生きてきたという自負があったからこそ、自信を持って言い切れたのでしょう。

 「昨日より、明日より、今日を大切に」が座右の銘です。今、目の前にあることをきっちりとやらないと、明日できる保証はありません。日々の積み重ねが生きる自信につながると信じています。還暦を過ぎても、まだまだこれからだ、という思いしかありません。喉も体の状態も凄く良いし、何が来ても大丈夫な気がしています。それは、年齢的に2回り下の夫の影響が多分にあります。彼は私の年齢のことをちっとも考慮してくれません。70歳、80歳どころか100歳でも藤あや子はまだいける、とお尻をピシピシ叩いてくれます。この年齢からでも新しいことはできると励まされ、目指すべきもののヒントをくれるのです。

 例えば、せっかく仲良くなったのですから、「ヒゲダン」の大ちゃん(小笹大輔さん)やあいみょんちゃん、B'zの松本(孝弘)さんらと一緒に音楽で遊んでみたいという壮大な夢があります。一方、藤あや子ですから、ドロドロした女の情念の、物凄く人間くさい歌も歌わなければなりません。当然、ヒット曲も出したいです。そういえば、ドラマや舞台はありますが、まだ映画に出たことがありません。これからやりたいことは、思う以上にたくさんあります。年齢でひるんでいる余裕はないのです。

 最後に、読んできていただいた同年代以上の方に提案があります。「もう年なんだから、いまさら無理」とか言うのはやめませんか?ここまで頑張って生きてきたのですから、これからの人生を前向きに楽しみませんか?やってみたかったことを堂々としませんか?人生を思い切り楽しまなかったら、何のために生きてきたのということになってしまうじゃないですか。頑張ったご褒美だと思って、これから一緒に楽しんで生きていきましょう。約束ですよ。1カ月間、私の話にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。=終わり=(構成・元尾 哲也)

 ◇藤 あや子(ふじ・あやこ)1961年(昭36)5月10日生まれ、秋田県角館町(現・仙北市)出身の64歳。民謡歌手として活動後、87年に村勢真奈美の芸名で「ふたり川」でデビュー。89年、藤あや子に芸名を変え「おんな」で再デビュー。92年「こころ酒」で日本有線大賞を受賞、第43回NHK紅白歌合戦に初出場、21回出場している。新曲「想い出づくり」など「小野彩(このさい)」のペンネームで作詞・作曲も行う。

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