脚本家の内館牧子さん死去 朝ドラ&大河俳優から追悼の声 中村芝翫「残念」、石田ひかり、田畑智子ら沈痛

[ 2025年12月26日 15:25 ]

石田ひかり
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 脚本家の内館牧子(うちだて・まきこ)さんが17日、急性左心不全のため都内の病院で死去した。77歳。秋田市出身。26日に内館牧子事務所が発表した。葬儀は近親者で執り行われた。訃報を受け、内館さんが手掛けたNHK朝の連続テレビ小説や大河ドラマに出演した俳優からは悲しみの声が寄せられた。

 NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」(1992年度後期)でヒロインを務めた女優・石田ひかりは所属事務所を通じ「12月22日に『ひらり』の数人で集まりがあり、内舘さんにまたお会いしたいねと話していた直後の訃報を、まだ受け入れることが出来ません」と悲痛のコメントを発表。

 続けて「真っ赤なマニキュアをされて、おしゃれで元気な内舘さんは、まるでベティちゃんのようなかわいらしさでした。『ひらり』は間違いなく私の財産です」とした上で「早すぎるお別れに心が付いていけませんが、ひらりはこれからも頑張っていきますので、どうか見ていてくださいね。本当にありがとうございました」としのんだ。

 連続テレビ小説「私の青空」(2000年度前期)でヒロインを務めた女優の田畑智子は「またご一緒できることを目標にしていたので、突然の訃報に信じられない気持ちでいっぱいです。『私の青空』で、北山なずなという役に出会わせていただいたことは宝物です」と追悼。「撮影当時もなずなの明るさ、前向きさ、強さにたくさん元気をもらっていました。あれから25年が経ち、私も母親になり、改めて内館さんの描くなずなの持つパワーとメッセージを受け取っています。どうか、これからも澄んだ青空から見守っていてください」と呼びかけた。

 NHK大河ドラマ「毛利元就」(1997年)で主演を務めた歌舞伎俳優・中村芝翫(当時橋之助)は「内館牧子さんのご逝去の報に接し、誠に残念でなりません。内舘さんは、とてもチャーミングで優しいお方でした。脚本を通じて、色々なことも学ばせていただきました」とコメント。これからの世界で、女性の在り方がどうなっていくか、男女平等など、先生が描かれたようになっていっていると実感し、さすが、世の中を多角的な視点でご覧になられていたのだなと感じます。安らかなご永眠を心よりお祈りいたします」としのんだ。

 内館さんは1948年(昭23)9月10日、秋田県生まれ。武蔵野美術大卒業後、三菱重工業に入社。13年半のOL生活を経て83年に脚本家に転身。NHKラジオドラマなどを手掛け、88年にドラマ「バラ」でお茶の間デビューした。

 NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」を執筆。97年NHK大河ドラマ「毛利元就」で初の時代劇に挑戦する。代表作に映画「BU・SU」、ドラマ「想い出にかわるまで」「都合のいい女」「義務と演技」など。エッセイスト、小説家としても執筆多数。93年第1回橋田寿賀子賞受賞。98年から文部省国語審議会委員を務めた。

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