中村壱太郎&尾上右近で「曽根崎心中物語」 異例の男女入れ替わりでダブルキャスト

[ 2025年12月11日 19:57 ]

「曽根崎心中物語」で主演のお初、徳兵衛を役代わりで演じる(左から)尾上右近、中村壱太郎
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 歌舞伎俳優の中村壱太郎(35)と尾上右近(33)が11日、京都市内で花形歌舞伎特別公演「曽根崎心中物語」(3月3~25日、京都南座)の取材会を開いた。

 近松門左衛門の代表作で、やがて心中していくお初、徳兵衛を2人が役代わりとして演じ分ける異例の趣向。

 昨年2月には大阪松竹座で壱太郎がお初を、右近が徳兵衛を演じて話題になっており、壱太郎は「皆さん、本日は2人の結婚発表の場にようこそお越し下さいました」とボケれば、右近も「来年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で足利義昭を演じます」などとボケ返すなど、取材会は最初から息もぴったりだった。

 同作は映画「国宝」にも登場しており、今回は初めて歌舞伎鑑賞するファンのためにも分かりやすくコンパクトにした新演出で上演。壱太郎は「怖さはあります。ちょっと歌舞伎を見てみよう、と最初に見た歌舞伎が“つまらない”“長い”と感じたら2度と見に来てくれなくなってしまう。“やっぱり歌舞伎っていいね”と思ってもらえるようなものにしたい」と意気込んだ。

 壱太郎の祖父、故・坂田藤十郎さんが20歳だった扇雀時代にお初を演じその美しさから“扇雀ブーム”を起こした演目。壱太郎は「祖父が大事にしていたものを大切にしつつ、お初も徳兵衛も作っていきたい」と力を込めた。成駒家以外で初めてお初に挑戦する右近も「江戸っ子の僕がお初をやるなんて夢にも思っていなかった。物語の中で生きるお初を作ります」と静かに闘志を燃やした。

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