恵俊彰 サッカー通に 息子のクラブ活動で大人の“アシスト”に感激 4級審判資格取得 W杯へ知識お届け
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【夢中論】恵俊彰(60)は最近になってサッカー観戦の面白さに目覚めた。息子のクラブ活動での応援を機に競技の奥深さを知り、大人同士の熱いつながりにも触れ、一気にのめり込んだ。来夏にはサッカーW杯北中米大会が控える。MCを務めるTBSの情報番組「ひるおび」では、これまで培った知識や情報をフルに生かし、サッカー熱を視聴者に届ける。(前田 拓磨)
恵家の食卓は最近、サッカーの話題で持ちきりだ。先月下旬、自宅のテレビに映し出されていたのは、日本代表がブラジル代表から歴史的初勝利を挙げた10月14日の試合。食卓を囲みながら「ブラジルの1点目で、ギマランイスが出した縦パス凄い」と恵が興奮気味に話すと、夫人は「ここ3回、首を振ったね」と選手の細かい動きを指摘。専門用語も交えた“通”ならではの会話が繰り広げられている。
2023年はパリ・サンジェルマン、今年はバルセロナと、強豪クラブの来日ツアーにも参加した。海外サッカーが好きな21歳の次男らと会場に足を運ぶ機会も増えた。「単純にサッカー観戦の数が増えた。恵家のサッカー熱が凄い。昔からしたら本当に信じられない」と家族の絆をより強固にしている。
元々は野球専門番組の司会を務めるなど大の野球好き。そんな恵がサッカーに魅せられたきっかけは、新型コロナ禍にさかのぼる。子供の学校生活の大半が制限される中、現在中学1年生の三男が通っていた烏山サッカークラブで、子供を支える親と指導者の姿に心を打たれた。「大人の青春というか、大人の部活みたいなんです。練習場所を借りる、日程をつくる、練習試合の相手を考える。手作りの環境で、お父さん、お母さんが凄く一生懸命なんです」。活動に大きなやりがいを感じ、熱が入った。
コロナが落ち着くと、審判員としてのスタートとなる4級の審判資格を取得した。クラブではビデオ担当となり、試合のたびに撮影。昨年12月、還暦の誕生日も遠征先で迎え、他の保護者からサプライズで誕生日を祝われた。「息子からは“なんで父ちゃんの会になっちゃうんだよ”と怒られてしまいました」と苦笑いしながらも、表情は充実感にあふれていた。
「サッカーの見方も物凄く変わりました。それまではシュートを打つ人が偉いとしか思っていませんでした。でも過程を見るようになって、一つの奇跡を起こすための、みんなの軌跡が目に入るようになりました」
22年には早大大学院に入学し、翌23年に修了した。指導を受けた平田竹男氏は元日本サッカー協会専務理事。同期には川口能活氏ら元日本代表がいた。日本代表の森保一監督や日本サッカー協会の宮本恒靖会長にも交流の輪が広がり「自然と周りにサッカー関係の人が増えていくんです」とうれしそうだ。
来年6~7月にはW杯北中米大会が控える。前回22年のカタール大会は試合映像の使用制限もあり「ひるおび」では深夜の日本列島の熱狂ぶりなど、社会現象を伝える報道が多かった。この4年間で選手や戦術の知識を大幅に増やしただけに「情熱が違います。カタールとは違う自分がいるような気がします。勝手に日本代表応援団みたいになっています」。培ったものをフルに生かしたMCが期待できそうだ。
インタビューをしている最中にも遠藤航、前田大然ら多くの代表選手の名を挙げ「誰がというよりは、出ている選手の良さが出ればいいなという目線になってきました」とW杯が待ち切れない様子だった。「見たことのない景色」を目指すサムライブルーの活躍をスタジオからアシストしていくつもりだ。
≪「反省会」から刺激≫ 恵は烏山サッカークラブの「反省会」から刺激を受けてきたと明かす。活動後に毎回熱量のあるミーティングを行っており、そこで出た名言をメモしたという。「人とのコミュニケーションや強い組織のあり方など、学べるのはサッカーだけではないんです」。クラブは今年50周年。「クラブでお世話になった人たちに礼を尽くしたいですね」と支援を続けていくという。
≪対戦国決定 気を引き締めて≫W杯北中米大会で日本がオランダ、チュニジアと同じ組となったことに「カタール大会よりは2位抜けの可能性が高いのではと、素人的には一安心ですが、W杯は何が起きるか分かりません。それがW杯です」と気を引き締めている。「とにかく最高の景色を見るために応援し続けます!」と気合十分だ。
◇恵 俊彰(めぐみ・としあき)1964年(昭39)12月21日生まれ、鹿児島県出身の60歳。88年に11人体制の「ホンジャマカ」として活動を開始。翌89年に石塚英彦とお笑いコンビ「ホンジャマカ」として再始動。TBS「関口宏の東京フレンドパーク2」ではレギュラーとして長年活躍。俳優として同局「下町ロケット」などに出演。16年から鹿児島市ふるさと大使。
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