テレ朝Podcastインタビュー【下】 井口&吉住は「品性が合う」 永野&芝は「兄弟」

[ 2025年12月5日 07:00 ]

「テレ朝Podcast」で始まった2番組
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 テレビ朝日の配信ブランド「テレ朝Podcast」で2組の芸人ペアがのびのびとした姿を見せている。そのペアは永野と芝大輔(モグライダー)、井口浩之(ウエストランド)と吉住だ。

 同ブランドは日本のテレビ局として初の試みとなるビデオ特化のポッドキャスト。楽しさを求めて無駄を謳歌(おうか)してきた“遠回りな人生”を送る2人による青春ポッドキャスト「永野とモグライダー芝のぐるり遠回り」(水曜前6・00)、孤独を笑い飛ばしとことん語り合う反骨ポッドキャスト「ウエストランド井口と吉住の孤独アジト」(木曜前6・00)の2番組が今月にスタートした。この2組はどのようにキャスティングされたのか――。企画した岩﨑海十氏に聞いてみた。

 井口とは深夜の人気バラエティー「耳の穴かっぽじって聞け!」で仕事をしてきた岩﨑氏。同番組に吉住が出演した時に「この2人ならまだまだトークが膨らみそう」とピンときた。世間的に2人は「孤独」に見られているという共通項を見いだし、番組の軸に据えた。孤独と聞くとネガティブな印象を持ってしまいがちだが、「2人に悲愴(ひそう)感はなく、むしろ一人で自立し強く生きる様は、今の時代に共感されるのでは」と、社会の流れも意識した狙いを明かした。

 実際に収録する中で気付いた大きな共通点もある。それは「品性」。「どこまでしゃべるかの線引きがしっかりしていて、その感覚が非常に合う」とその意味を明かす。2人について「毒を吐くことはあっても、下品な方向には絶対にいかないんです」と説明。品性が共鳴する様子に番組の成長を確信したという。

 永野と芝は、ブレイク前の苦労していた時期、毎日のように一緒にいたという深い関係性がある。さまざまな番組で2人の仲の良さを知っていく中で「お互いについて話す時の優しい表情が印象的だった」と振り返る。岩﨑氏には、永野は弟をかわいがる、芝は兄を慕うように見えたといい「ビデオポッドキャストなら、まるで同窓会のような、幸せに満ちている空間が作れると感じた」。兄弟のような関係に「青春」を垣間見たという。

 バラエティー番組などでは極論を言って“暴れる”ことも多い永野。岩﨑氏は「それを見慣れている人にとっては物足りなく感じるかもしれない」とするも、過激な方向に走らないと決めている。「深い仲の2人がずっと笑顔でしゃべっている様子を見てると、幸せをおすそ分けしてもらえる感覚になるんです。見るだけで心が癒やされる。」と、テレ朝Podcastのブランドコンセプトである「心を満たす」を体現する番組だと胸を張った。

 どちらの番組にも“出演者の新たな一面”を打ち出す狙いが根幹にある。そこには「番組を立ち上げる時に、その人の既存の魅力を切り売りしたくない。視聴者にとっても出演者にとっても、既視感があるとワクワクできない」という考えだ。「例えば、永野さんも井口さんもあらゆる場所で毒舌芸を求められることが多いと思うのですが、ここでは求めていないんです。“飾らずにありのままでお話してください”とお願いしています。弟のような芝さん、自立して強く生きる吉住さんとありのままで話せば、自然と新たな魅力が出てくると思っているので」とキャスティングにあたっての意識を語った。

 今後はイベント開催などを視野に、テレ朝Podcastのブランド拡大を目指す。ラジオ界ではニッポン放送「オールナイトニッポン(ANN)」が一大ブランドであることを引き合いに「ANNのパーソナリティーのオファーがくることって光栄なことだと思うんです。それと同じように、テレ朝Podcastからオファーが来たときに喜んでもらえるような信頼されるブランドにしたい」と意気込んだ。

 さまざまなコンテンツが乱立する中で、新たに生まれた国内テレビ局初のビデオポッドキャスト。どのような旋風を巻き起こしていくのか、期待がかかる。

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