「ばけばけ」なぜ?スキップ回がネット話題!吉沢亮ら“敢えて下手”独自考案「テーマの象徴」CP語る裏側
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女優の髙石あかり(22)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は19日、第38回が放送され、錦織友一(吉沢亮)松野勘右衛門(小日向文世)らがスキップに挑む姿が描かれた。視聴者の爆笑をさらい、SNS上で反響。オンエア後には「スキップ」が「X(旧ツイッター)」の国内トレンド1位に輝いた。なぜスキップなのか。制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサー(CP)に舞台裏を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。
第38回は、松野トキ(髙石あかり)はレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)に習ったスキップを家族や野津サワ(円井わん)と練習し…という展開。
ヘブンが絵に描いたのはパイナップル。トキは錦織友一(吉沢亮)から西洋の果物だと教わった。「なら、スキップはご存じですか?」。知ってはいたものの、ヘブンに促されてやってみると、錦織は腕と足が一緒に前に出てしまう。
錦織「本来はできるんだが、今日は寝不足…」
トキ「錦織さんも人間だったんですね」
松野司之介(岡部たかし)と松野勘右衛門(小日向文世)がトキを尾行。司之介は「今、見ちょったが、簡単極まりないわ」と“バックスキップ”。勘右衛門は「容易い」と軽やかに成功。ヘブンは「オミソレシマシタ」と勘右衛門に握手を求めた。
ふじき氏は同局を通じてコメントし「史実に小泉八雲がスキップをしていたという話は全くないので、これは僕の想像です。一緒に身体を動かして楽しむことで、トキとヘブンの仲が縮まっていくと、さらにいいなと思いました。(第36回・11月17日の)“ビア”は言葉遊びみたいなところがあったので、他に西洋のもので身体を動かしたくて『この時代の日本の人はスキップはやっていなかったのでは』と、ふと思いつきました」とドラマオリジナルの展開だと説明。
「着物でやるのは大変かなとも思いましたが、一回書いてみた上で演出の皆さんに委ねようと、先に書いてしまいました。そうしたら『(着物でも)できます』という話になったので、是非是非みんなにスキップしてもらおうと。スキップは難しくてなかなかコツがつかめない、でも、つかめたら一生できるという面白さがある動きです。それを大の大人たち、素敵な役者さんたちがすることで面白いシーンになっていると思います」と手応えを明かした。
橋爪CPも「トキがヘブンの女中になり、ふじきさんが最も得意とされる“何も起こらない物語”が本格的に始まるのが、この第8週です。日々の些細なことができたり、できなかったり、そういうところに人の幸せや可笑しみがある、というのが『ばけばけ』というドラマの一つのテーマでもあるので、その象徴として、ふじき氏からスキップをご提案いただきました」と補足。
「スキップができるのに、できない人を演じるのは難しいですよね。スタッフの中にもできない人がいたので、いかにわざとらしくならないか、参考にしたり。みんなで“できないスキップ大会”をしているようで、楽しかったです。最終的には皆さんそれぞれが独自に、そのキャラクターなりの“できないスキップ”にたどり着いてくださいました。錦織は腕と足が一緒に前に出てしまいますが、おそらく運動に関しては不器用そうな、彼らしさが表現されていますよね」
当の吉沢は「わざと下手にスキップするのがめちゃくちゃ難しかったです。やりすぎに見えない程度の面白さがあるラインを狙うのが難しくて苦労しましたが、徹底的に膝を曲げないというコツを発見しました(笑)」とコメント。司之介の“バックスキップ”も岡部のアイデアで、橋爪CPは「もし小日向さんができなかったらどうしよう、と思って。台本を作っている最中、小日向さんに『大変失礼なんですが、スキップはできますか?』とうかがって『できるけど、何か関係あるの?』『実はあるんです』という笑い話のようなやり取りがあって、その場でスキップを披露してくださいました」と明かした。
髙石もコメントを寄せ「どんなふうにやるか、それぞれに任されていたので『あ、この人、こう来るんだ』みたいな感覚がお互いにあったと思います(笑)。最初にスキップを教わったシーン(第37回・11月18日)はトキもヘブンも酔っぱらっていたので、ここはもう何でもいいと思ってやっていたら、お互いにツボってしまいました。それが完全に映像に映っていると思います(笑)。トキとしてヘブンとして笑っているのですが、きっと素に見えるはず。役として生きているけど、素の自分と曖昧になる瞬間がたくさん詰まった第8週でした」と充実の収録を振り返った。
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