倍賞千恵子 “寅さん”渥美清さんとの最期の対面明かす「じゃあ、またなって握手して」

[ 2025年11月17日 23:03 ]

倍賞千恵子
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 女優の倍賞千恵子(84)が、17日放送のBS12トゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」(月曜後9・00)にゲスト出演し、映画「男はつらいよ」シリーズで長年、共演した故・渥美清さんの晩年について語った。

 「男はつらいよ」はテレビドラマを経て、69年に第1作が公開。渥美さんは“フーテンの寅”ことテキ屋の車寅次郎を、倍賞は腹違いの妹さくらを、それぞれ演じた。山田洋次監督の代表作で、昭和の夏休みや正月の風物詩として長く親しまれた。

 作品の顔だった渥美さんは晩年、肝臓がんを公表せず、体調不良と闘いながら撮影に臨んでいた。病気のことは倍賞も知らなかったという。「山田さんが、(カメラマンの)高羽(哲夫)ちゃんと同じ病気なんだよねって。それではっきり(分かった)」。山田監督づてに聞いて、ようやく知ったという。「それまで具合が悪くなるってことも、具合が悪いんだろうなとは思っていたんだけど、その一言で“ああ、本当にそうなんだな”って」と、当時の心境を振り返った。

 晩年、山田監督やスタッフ、俳優らと食事した際、既に「だんだんご飯が進まなくなったりしていたから、今日はどうかなと思っていた」という。渥美さんも気にしていたようで、「“おい、俺、老けたか?”って。“え?そりゃ老けたよ、いい年だもん。でもさ、もしクラス会があって、みんながどこかに集まって、ふぁっと見たら、そこの中で一番きっと若いよ”。“おお、そうか”って言ってね。そんなことを気にしだしていた」と明かした。

 渥美さんと最後に会ったのは、作品関係者とのやはり食事会だったという。「最後の…49作目の時かな。ご飯を食べに行って、メインスタッフさんと。そこに(前田)吟ちゃん、俳優さんは私と渥美ちゃんと3人いたの。表に出て“じゃあ、またな”って握手して。そしたら、渥美ちゃんがふっと私の頭越しに他のスタッフに“またな”って手を上げて。それが最後の言葉、最後に会ったのがそれでした」。時折、ため息をこぼしながら話していた。

 渥美さんは96年に死去した。68歳だった。

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