脳腫瘍治療中の真矢がサプライズで登場  12月のLUNA SEAライブで「ドラム叩くのが夢」と涙

[ 2025年11月15日 22:12 ]

フェスの初日にサプライズで登場し、ファンを喜ばせたLUNA SEAの真矢
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 ロックバンド「LUNA SEA」が8・9日の両日、千葉・幕張メッセで約7年半ぶりに主催フェス「LUNATIC FEST. 2025」を開いた。3度目となる主催フェスには、ロックバンド「BUCK-TICK」や、歌手のT.M.Revolution、など交流がある18組のゲストが出演。熱いステージで観客をわかせた。初日公演では、ドラムの真矢(55)がサプライズで登場。車イスを使わずに歩く姿に涙するファンの姿もあった。

 ボーカルのRYUICHI(55)の開会宣言で幕を開けた初日は、ロックバンド「lynch.」がLUNA SEAの「PRECIOUS...」をカバーしたほか、ロックバンド「DIR EN GRAY」の「空谷の跫音」の演奏時にSUGIZO(56)がギターで参加するなど、特別な共演で会場を魅了していた。

 トリはもちろん、LUNA SEA。多くのビジュアル系アーティストと親交があるリポーターの東海林のり子氏(91)が「LUNA SEA!!!!」と呼び込む声で舞台に登場すると、大きな歓声が響いた。

 脳腫瘍の治療に専念することを公表した真矢の代わりに、ドラムを叩いたのは、ロックバンド「SIAM SHADE」の淳士(52)。同じ神奈川県秦野市出身で、淳士は真矢のローディーを務めた経験もあり「最も信頼がおける」と真矢が自ら指名していた。

 淳士のドラムカウント、INORAN(55)のカッティングギターで始まった「TONIGHT」で滑り出し、大ヒット曲「ROSIER」と共に、レア曲「inside you」など11曲を披露した。

 アンコールでは、RYUICHIが、この日出演した8組を再び招き入れた。「これだけのメンバーが揃ったら、奇跡が起こるよね。みんなにスペシャルなギフトになると思います」と一息つくと「ドラムス、真矢!!!!」とまさかのコール。下手から黒いハンチングを被ったスーツ姿の真矢がゆっくりと歩き、輪に加わると割れんばかりの歓声が真矢を包み込んだ。

 SUGIZOと抱き合った真矢は、そのままドラムセットへ。右手を差し伸べた淳士の手を借りてドラム台に上がると、淳士の真横に腰掛けた。RYUICHIが「しんちゃんがいると、一気にステージが明るくなるよね。最高です!!」と声を掛けるとうれしそうに笑っていた。

 フロアを振り返ったRYUICHIが「こんなめちゃくちゃかっこいいバンドで、いきたいと思います」と語り始まったのは「STORM」。RYUICHIから、松岡充(54)と歌をリレーのようにつなぎ、聴衆を楽しませていた。淳士が懸命に叩く様子を間近で見ている真矢の目に大粒の涙がこぼれていた。

 右手の指でL字(アメリカの手話で『I LOVE YOU』の意味を持つ)を作り、泣き笑いのような顔を見せた真矢に、会場は「真矢!真矢!!真矢!!!」と何度も名前を連呼していた。RYUICHI、J(55)、SUGIZO、INORANらメンバーはもちろん、松岡らバンドマンも振り返って真矢を見つめると、真矢は立ち上がって感謝。演奏を終えた淳士の手を握り労った真矢は、左手の人差し指であふれた涙を拭っていた。

 バンドマンを送り出した後、RYUICHIに「しんちゃん。みんなに声を届けていただいてもいいでしょうか」と促された真矢は、右手にマイクを持ちステージの中央へ。

 「今日は、本当にみんな来てくれてありがとうございます。こうやってステージに立っていられるのも、みんながいつも祈ってくれたり、メッセージをくれたり、たくさんの愛の送ってくれたおかげだと思っています。みんなどうもありがとう。もともとは3カ月でやっと杖をついて歩けると言われていたけど、こうして1カ月でステージに立つことができました。でもまだまだ治療とリハビリに専念しています。バンドとして色々な判断に迫られる中で、僕は『LUNA SEAを絶対に止めたくない!』とメンバーにわがままを言いました。12月23日 LUNA SEA は有明アリーナでライブをやります。その時にはまだ、もしかしたら1曲は叩けないかもしれない。もしかしたら1小節だけかもしれない。でも少しでもドラムが叩きたいという夢ができました。その時間をみんなも一緒に過ごしてくれたら本当にうれしいです。LUNA SEAは決して止まらない」と宣言。

 「12月23日、有明で会いましょう。いつか恩返しできるように、完全復帰を目指していきたいと思います。みんな最高だぜ!愛してるよ!」という言葉で締めくくった。

 6分ほどのMCでは1度、話しにくそうな場面もあったが、ファンに自分の言葉で思いを届けた。

 真矢の言葉を自身に刻むように、大きく頷いたJ。一時期は車イスを使った生活をしていた真矢が快復した様子に、泣きじゃくるファンの姿もあった。真矢の言葉にRYUICHIは「今度は俺たちが、しんちゃんを支えます!」と返すと、真矢は「ありがとう!」とホッとしたような笑顔を見せていた。

 ライブの最後には大きなプレッシャーがあった中で、見事に演奏を務め上げた淳士にも感謝を伝えた。RYUICHIに名前を呼ばれて舞台に現れた淳士はすでに号泣。その肩に真矢が優しく手を掛けていた。RYUICHIは「頼りになる後輩!!」とその頑張りを称えていた。

 フェスは9日にも同所で開催。2日間で50000人を動員した。(西村 綾乃)

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