仲代達矢さん“人生最後のレッドカーペット” 養女・奈緒、涙で“本当に幸せでした”

[ 2025年11月15日 05:00 ]

レッドカーペットの上を歩いて出棺される仲代達矢さんの棺(撮影・小田切葉月)
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 肺炎のため8日に死去した俳優仲代達矢さん(享年92)の葬儀が14日、主宰した俳優養成所「無名塾」(東京都世田谷区)で営まれた。無名塾出身の若村麻由美(58)や、13日の通夜に続いて役所広司(69)、益岡徹(69)らが参列。出棺時には会場となった稽古場から外に赤いじゅうたんが敷かれ、その上を棺を持った塾生が歩いた。仲代さんにとって“人生最後のレッドカーペット”となり、参列者の涙を誘った。

 無名塾の関係者によると、レッドカーペットの演出は「塾生全員で決めた」と説明。「生涯現役を貫いた人。最後まで役者として送り出してあげたい」との思いで一致したという。仲代さんの養女で女優の仲代奈緒(51)が位牌、益岡が遺影を持ち、役所と若村は手を合わせて出棺を見守った。

 祭壇は稽古場に設けられ、白い花が飾られた。遺影は07~08年に上演した舞台でドン・キホーテ役のメークをしている最中に撮影したもので、本人が生前に選んだ。弔辞は役所が述べた。葬儀の最後に奈緒があいさつしたといい、参列者は取材に「養女に迎え入れられてからの日々を挙げ“本当に幸せでした”と涙ながらに感謝を伝えていた」と様子を明かした。

 若村はハンカチで目尻を押さえながら、取材陣に仲代さんとの思い出を語った。生前最後の手紙で「役者は生涯修業。棺のふたが閉まるまで精進して」との言葉をもらったことを明かした。「最後まで役者を全うした。偉大な役者で、偉大な恩師です」と声を震わせた。雲一つない晴天が広がったことに「昔から天下の晴れ男で、このポカポカしたお日さまのようなあったかい師匠だった」と振り返った。

 仲代さんの棺を乗せた霊きゅう車がクラクションを鳴らして稽古場を離れる際、参列者からは「仲代さんありがとうー!」との声が上がった。演技で人々の心を照らしてきた名優との別れを、多くの参列者が惜しんだ。

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