「ばけばけ」口止め料&社長就任「咄嗟に母を守る…」「来たる雪解けを…」板垣李光人が語る三之丞&タエ様

[ 2025年11月13日 08:15 ]

連続テレビ小説「ばけばけ」第34話。雨清水三之丞(板垣李光人・左)は梶谷吾郎(岩崎う大)に口止め料を渡し…(C)NHK
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 俳優の板垣李光人(23)がNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で朝ドラ初出演。雨清水家の三男・雨清水三之丞役に挑み、母・雨清水タエ(北川景子)とともに零落ぶりを体現している。同局から板垣のコメントが到着。“母子関係”について解釈を明かした。

 <※以下、ネタバレ有>

 「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。

 板垣は2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で徳川四天王の一人・井伊直政役を好演。今回、チーフ演出の村橋直樹監督との再タッグになる。演じる三之丞は主人公・松野トキ(髙石あかり)の2歳下。兄が家督を継ぐため自身は特に役目がなく、家の中に居場所もなかった。

 第34回は、物乞いとなったタエの前に、梶谷吾郎(岩崎う大)が取材に現れる。三之丞は母を守るための口止め料として、トキからもらった生活費を渡してしまう…という展開。

 三之丞はタエに「実は私、社長になりました」「社長になるための支度金」とウソをついた。

 ――三之丞とタエについて。

 「雨清水家は時代に翻弄された家族でした。もし違った時代であれば、もっと違った家族の形になっていたのだろうなと思います。北川さんとお話しした際に『この時代の三男とはいえ、子どもは子どもだから』とおっしゃっていました。時代の中ですれ違ってしまいましたが、やはりお互いがお互いに親子の愛情はあると思います。今後、より環境が大変になっていく中で、三之丞とタエとの間には昔の状況のままだったら芽生えないような母と子のつながりが生まれていきます。そこには、松野家の家族のつながりとはまた違う魅力があると思います」

 「三之丞はタエから『人に使われるんじゃなくて、人を使う仕事に就きなさい』と言われた時、それをそのまま叶えようとします。苦しい生活の中でも、母の期待に応えようと、母に喜んでもらおうと、この言葉を自分の中で大切にしていました。決してこの厳しい状況で母からその言葉を口酸っぱく言われていたとは考えられません。なぜならタエも母として、三之丞の気持ちも分かっているからです。お互いに本当の気持ちを知らぬままきっと、来たる雪解けを2人とも待っているのだと思います。雨清水家で育ってきて世間のことを知らないという面ももちろんあると思いますが、生きるか死ぬかという状況の中で、母からの言葉や願いというものを一心に叶えようとする姿が、彼の魅力として伝わっていけばいいなと思っています」

 ――トキからお金を受け取る。

 「あの後の気持ちはグチャグチャでした。当時は大金であるこのお金で、今の状況が変わるかも、母も物乞いなどせずにいられるかもという微かな期待や高揚。自分の身内でもあるトキから施されるという情けなさや、それによってあらためて突きつけられる自分の無力さ。そして、そんな自分自身を恨めしく思う気持ち。とにかくドラマで描かれていない部分も、ずっと三之丞は葛藤していたでしょうし、きっとろくに眠れていないのだろうな、と想像していました。正しい使い方を見いだせぬまま、三之丞は咄嗟に母を守るため、そして雨清水家の尊厳を守るためにお金を使うという判断をしたのだと思います。第三者目線で見ると、そのお金の使い方?となるでしょうが、いざ自分が同じ状況に置かれると最も正しいであろう判断というのはできなくなりますよね」

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