62歳と51歳のユニット「TあんどT」メジャーデビュー「僕ら裕次郎さんの後輩です」高齢社会に夢届ける

[ 2025年11月13日 11:00 ]

奇跡のメジャーデビューを果たした「TあんどT」のToshi君(左)とToji君
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 ガテン系ボーカルユニット「TあんどT」がテイチクエンタテインメントからデビューし、話題を呼んでいる。Toshi君とToji君の2人組で地元の兵庫県加古川市を中心に行っていたライブ活動が評価されてのメジャー契約だが、ここまでならよくある話。注目は2人の年齢で、Toshi君が62歳でToji君が51歳。おそらく、60超えと50超えのコンビによるメジャーデビューは史上初の快挙だ。そんな現在の2人の心境を反映したデビュー曲は「か・か・か・感謝」というタイトルとなった。

 プロフィールも異色だ。Toshi君は兵庫県で抜群の知名度を誇る墓石店「山石」の社長。一方のToji君は従業員というまさかの社長と部下のコンビだ。ただ、Toji君はただ者ではなく、過去に南明奈の「I believe~夢を叶える魔法の言葉~」を作曲し、オリコン1位を獲得したこともある実力派ミュージシャン。かねてから地元の加古川市を盛り上げたかったToshi君は、従業員の力を借りて音楽で街を元気づけようと考えた。

 3年前に結成し、加古川駅での路上ライブから始まった活動は少しずつ広がりを見せ、地元の祭りや地元アイドルグループと共演。テレビやラジオが取り上げるようになり、インディーズながらCDも発売した。「そんなことをしてたら、プロモーションを手伝ってくれている人がメジャーに行きましょうって。またあほなことを、と思ってたんですが…」と苦笑いするToshi君。ところが宣伝担当は本気で、Toshi君は「ほとんど門前払いだったのに、テイチクさんが興味を持ってくれて。ほんと奇跡ですね」と柔和な笑顔を見せた。

 老舗レコード会社だけに所属アーティストもビッグネームが並ぶ。天童よしみ、川中美幸ら現役歌手に加え、石原裕次郎さん、三波春夫さんも所属していた。toshi君は「これでぼくも、堂々と裕次郎さんの後輩と言えます」と口にすると、すかさずToji君が「言えるかいな!怒られるで」とツッコミ。社長と従業員を超えた関係も微笑ましい。

 先日はプロモーションの一環で東京のFM局「NACK5」の番組「森田健作 青春もぎたて朝一番!」(日曜前6・30)に出演。Toshi君は「ぼくのヒーロー」と話すタレント・森田健作(75)との共演に感激した。「森田さんもほんと元気でした。ぼくも62歳だけど、この年になったら怖いものはない。好きなことを好きなだけやって生きていきたい」。60代でメジャーデビューという夢をかなえた男が高齢化社会で旋風を巻き起こす。

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