伊藤匠叡王、藤井7冠を破り初の王座獲得「まだ実感が湧かない」 23歳18日、史上3番目の若さで2冠

[ 2025年10月28日 20:36 ]

伊藤匠叡王
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 将棋の第73期王座戦5番勝負は28日、山梨県甲府市の常磐ホテルで最終第5局が指され、先手の挑戦者・伊藤匠叡王(23)が藤井聡太王座(23)=王将含む7冠=を97手で破り、シリーズ成績3勝2敗で初の王座を獲得した。

 昨年6月には当時全8冠を保持していた藤井から叡王を奪取した伊藤はこれで2冠となった。10日に23歳になったばかりの伊藤は中原誠十六世名人(78)=2009年引退=の23歳4カ月を抜き、史上3番目の若さで2冠を保持したことになる。1位は藤井の18歳1カ月(棋聖、王位)、2位は羽生善治九段(55)で21歳11カ月(棋王、王座)。

 対局後、伊藤は「まだまだ実感が湧かないところですけど、最近は良い状態で対局に臨むことができて、その中で一つ結果を出せて良かったと思う」とホッとした様子。「さらに良い将棋を指せるように精進していきたい」と表情を引き締めた。

 叡王に続き、くしくも同じ甲府の「常磐ホテル」を舞台に、同学年の藤井から2冠目を奪った。「藤井さんとのタイトル戦は一年以上間が空いていて、どういう戦いができるのか不安もあったが、結果的に熱戦の良いシリーズにできたかなと思うのでそこはうれしく思っています」と静かに語った。

 敗れた藤井は1年4カ月守っていた7冠から6冠に後退。通算タイトル獲得数を32期に伸ばせず、渡辺明九段(41)と並ぶ歴代4位タイのままとなった。現在進行中の第38期竜王戦7番勝負では挑戦者・佐々木勇気八段(31)に2勝0敗とリードを奪っている。

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