宇崎竜童 「港のヨーコ」製作秘話 せりふ口調の着想は少年時代に聴いた1曲

[ 2025年10月25日 21:25 ]

宇崎竜童
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 ミュージシャンで俳優の宇崎竜童(79)が25日、ニッポン放送「とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)にゲスト出演し、代表曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の製作秘話を明かした。

 ロックバンド「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」で73年にレコードデビュー。ある時、アルバム製作の際に困った出来事が起きたという。「2枚目のアルバムを作っている途中で、その時12曲入りで、“あと3曲、書けねえや”ってことがあって。“詞だけ阿木さん、書いてくれねえかな?”って言って」。既に結婚していた妻の阿木燿子さんに泣きついたという。

 驚くことに、この曲が阿木さんのデビュー作になった。宇崎は「本格的に詞を書いたのはこれが初めてなんですけど。新聞の広告入ってくるじゃないですか?チラシ。あれ裏面、白かったじゃないですか?そこに鉛筆で、“一寸(ちょっと)前なら憶えちゃいるが…”って書いてある」と笑いながら振り返った。

 しかし、ここでもう一つの予想外が。「ちょっと」の響きで始まるメロディーが、ロック調に合わないことが分かった。「メロディーを付けなきゃいけないと思うから、一生懸命やるんだけど、最初から(音が)はねてるわけです。ポンと。どうやっても『スーダラ節』になっちゃう」と笑わせた。

 「どうしようかなと悩んで悩んで」、生みの苦しみの末に浮かんだのが、2人の姉の影響で幼少期から親しんでいた、米国の音楽。カントリー、ウエスタンで印象深かった曲があったという。「中にジョニー・キャッシュという方がいる。ずーっと後ろで、ポンタカポンタカ…ってやってるのに、ナントカカントカ…人の歴史をしゃべってる。最後に“ジョン・ヘンリー…”って。それを思い出して。ちょっとせりふでやってみようって。。そうやってできた」と振り返った。

 「港のヨーコ…」は、ギターリフをバックに、宇崎が語り口調で歌う、ドラマ的なAメロが独創的。阿木さんの天賦の才能と、宇崎の引き出しとひらめきから生まれた名曲だった。

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