「若いのにすごいね」とあざ笑われたあの日――Toi Toi Toi橋本萌花 ショーガール時代の悔しさを歌に変えて

[ 2025年10月20日 15:00 ]

【画像・写真2枚目】「泣いてばかりだった私へ」――Toi Toi Toi橋本萌花 夢を掴むサビ、涙をこらえるラスト
Photo By 提供写真

 6人組女性アイドルグループ「Toi Toi Toi」の橋本萌花が、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。身長173センチというモデル体型に、ルビーレッドの衣装がよく映える。グループ最長身の彼女が語ったのは、かつて“背の高さ”を理由に夢を諦めかけた過去、そして再びステージに立つまでの物語だった。(「推し面」取材班)

【橋本萌花 連載①】「泣いてばかりだった私へ」

 4歳から始めた歌とダンス。夢はずっと、アーティストとしてスポットライトを浴びることだった。だが、成長するにつれ、周囲の視線は変わっていった。

 「中学生のとき、夏休みの1カ月で7センチも伸びたんです。もう膝が痛くて(笑)」。笑いながら振り返るその姿の奥に、当時の苦悩がにじむ。背が高すぎる。それは、思春期の少女の夢にブレーキをかけるものだった。

 時代はAKB48全盛。世間が求めるアイドル像は、どこにでもいるような普通の女の子だった。自分の身長を見て「無理だな」と夢を閉ざしていた。

 選んだ舞台は、バーレスク東京。露出の多い衣装を身にまとい、華やかなステージで踊るショーガールとしての生活だった。

 しかし、きらびやかな光の裏に、影は確かに存在していた。「本当は、歌を聴いてほしかった。でも、お客さんの耳には届いてないなって思う日も多かったんです」。水着のような衣装で踊りながら歌えば、「若いのにすごいね(笑)」と、皮肉交じりの言葉が飛んできた。SNSでは数字に振り回され、芸能系の高校の同級生たちは次々と仕事を決めていく。そんな現実にも直面した。

 「私、何やってるんだろう」。その問いが、心の中で何度もこだました。

 そんなある日、「Dark Idol」プロジェクトの存在を知った。傷を抱えた女性がもう一度ステージに立つというテーマに、自分の過去が重なった。「このグループに入りたい。絶対に受かりたい」。自分でも驚くほど強く思えたその感情が、また一歩を踏み出す原動力になった。

 Toi Toi Toiとしてステージに立つ今、橋本は「かわいい」を全力で楽しんでいる。 「ずっとカッコいい系でやってきたので、人生で“かわいい”を表現するのは初めて。でも、今はすごく楽しいです。表情も歌い方も、全部が新鮮で刺激的」

 ステージ衣装も、自ら進んで露出の多いものを選んでいるという。「スタイルやファッションが好きなので、堂々と見せることで自信にもなるし、それが誰かの勇気につながったら嬉しい。女の子に憧れられる存在になれるよう頑張っています」。美容や体づくりにも手を抜かない。休みの日もジム通いを欠かさず、グルテンフリーの食生活を続けている。

  何より、橋本の芯を支えるのは、両親から教えられた言葉だ。

  「頑張るな、楽しめ」

  小さい頃からずっと言われてきた。頑張ろうと力めば力むほど、プレッシャーになる。でも、楽しもうと思えば無限大。「私の場合、それが歌とダンス。このアイドルという仕事は、私にとって両親の言葉を実感できるものなんです」

 あの日、届かなかった歌声は、今、少しずつ届き始めている。橋本萌花はただまっすぐにステージへ立つ。

 楽しむことを、忘れずに。

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