佐々木勇気八段 「しばらく考えます」宣言 封じ手時刻を39分超え 藤井聡太竜王との第1局1日目

[ 2025年10月3日 18:54 ]

竜王戦第1局に臨む佐々木勇気八段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太竜王(23)=王将など7冠=が佐々木勇気八段(31)を挑戦者に迎える第38期竜王戦7番勝負第1局は3日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で1日目が始まり午後6時39分、佐々木が38手目を封じて終了した。

 午後6時、立会人の深浦康市九段から「次の手を封じて下さい」と指示が出たが、佐々木は「しばらく考えます」。立会人からの指示に特に反応することなく考慮を継続して封じる例はあるが、「しばらく考えます」との宣言は珍しい。そして宣言通りの熟考。佐々木の意気込みを見るようだった。戦型は横歩取りから、封じ手の局面では飛車をお互いにひねり飛車のように活用している。

 先手なら角換わりを目指す藤井が飛先の歩を突き合った5手目、自然に角道を開けた。すると佐々木も追随。角換わりにできなくなった藤井は左金を上がって角頭を守った。戦型は横歩取りになった。

 藤井は先手横歩取りも得意とする。2月の叡王戦本戦で糸谷哲郎八段に敗れるまで20年10月から18連勝。対して誘導した佐々木は後手での横歩取りが18年12月の王位戦予選以来7年ぶり。藤井の得意戦法へ誘うのだから、何か用意があると見るのが自然。ところが昼食休憩前後の28手目に1時間57分長考した。何らかの予定変更があった可能性がある。

 その影響もあるだろう。結局、1日目は封じ手を含めて38手しか進まなかった。事前研究を生かして1日目午前から50~60手進むこともある現代将棋ではスローペース。例えば今年4月、藤井が永瀬拓矢九段の挑戦を受けた名人戦第1局では封じ手が83手目。その半分も進まなかった。進行次第では激しい変化も内包する戦型だけに、2日目午前の進行からも目が離せなさそうだ。

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