大悟&綾瀬はるか 夫婦役で共演「ごめんね、ワシがダンナ役で」是枝監督最新作で異色の組み合わせ

[ 2025年9月29日 07:00 ]

来年公開の映画「箱の中の羊」でダブル主演

映画「箱の中の羊」でダブル主演する綾瀬はるか(右)と千鳥の大悟
Photo By 提供写真

 女優の綾瀬はるか(40)とお笑いコンビ「千鳥」の大悟(45)が、是枝裕和監督の新作映画「箱の中の羊」(来年公開)でダブル主演する。演技では初共演となる2人は夫婦役を演じ、国民的女優と人気芸人という異色の組み合わせが大きな注目を集めそうだ。撮影は今月から始まっており、綾瀬は「“少し先の未来”の物語ですが、夫婦の形や子供のこと、人と人の愛はずっと変わらない大事な部分だと感じながら演じています。きっと見終わった後に心が温かくなる作品になると思います」とアピールした。

 物語の舞台は少し先の未来。ある夫婦がヒューマノイド(ヒト型ロボット)を息子として迎え入れるところから始まる家族の物語。「最新のテクノロジーで“死者をよみがえらせる”という発想」から着想を得た是枝監督によるオリジナル作品。長編作品で近未来を描くのは、今回が初めてとなる。

 綾瀬の是枝作品への出演は、2015年公開の「海街diary」以来。一方、初参加となる大悟の起用について、監督は「存在感があり、歩き方が独特で、人間味があって凄くいい顔をされています。70年代の日本映画界にいた俳優さんのような顔」と評価。「芸人さんなどには勘が良く、間合いの取り方がうまく、掛け合いのお芝居が上手な方が時々いらっしゃる。大悟さんはまさにそう」と、その演技力に手応えを感じている。

 型破りな芸風で人々を笑わせる大悟だが、クランクイン当初は「ビビってます」と緊張。さらに綾瀬との対面時には「ごめんね、ワシがダンナ役で」と謝罪まで飛び出した。

 ただ綾瀬は、今作一番の楽しみに挙げるほど大悟との掛け合いを喜んでいる。「わだかまりがある2人が、ヒューマノイドの子供を迎え、さまざまなことが起き、また心が通い合っていくお芝居を大悟さんとしていく中で、役自身がどう成長していくのかとてもワクワクしています」と期待を寄せた。

 大悟も「非常に明るい楽しい人でとても良かった」とホッとした様子。「大悟が出た、大悟がしゃべった、大悟が現れたで笑われないように頑張りたい」と役者モードで抱負を話した。是枝ワールドで2人が起こす化学反応に期待が高まる。 (糸賀 日向子)

【映画出演11作目で夫役初めて挑戦】
 大悟の映画出演は今作が11作目となるが、夫役を演じるのはドラマを含めて初めてだ。

 俳優デビューは2011年、お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐(53)が監督を務めた「漫才ギャング」。同作の不良役を皮切りに、16年の「任侠野郎」では極道、19年の「ひとよ」ではチンピラと、そのこわもてを生かしアウトローな役柄を中心に演じてきた。23年に品川作品の「OUT」に出演した際、品川は「笑えるし登場は緊迫感あるし、さすが」と大悟の演技に太鼓判を押していた。

 今作では、せりふを完全に覚え込まず、撮影現場で是枝監督の耳打ちに従って演じるという独特の手法に挑戦する。巨匠のもとでどのような新境地を見せるのか注目だ。

≪海外での評価にも注目≫ これまで多くの国内外の映画祭で高い評価を受けてきた是枝監督。特にカンヌ国際映画祭には綾瀬も出演した「海街diary」(15年)を含めこれまで9作品を出品。18年「万引き家族」では最高賞のパルムドールを受賞した。今作も是枝監督は「見たことない家族劇になるのでは」と手応えを感じている。各地の映画祭をにぎわせる作品になるか、注目が集まりそうだ。

続きを表示
続きを表示 広告なしで読む

この記事のフォト

「綾瀬はるか」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年9月29日のニュース