一度はステージを降りた「でもファンの声が私を呼んでいた」──「紫陽花は降らない」郡山あきか、涙の復帰とファンがくれたお守りの言葉

[ 2025年9月22日 15:00 ]

【画像・写真2枚目】「次は君の心臓を奪って」――紫陽花は降らない・郡山あきか〝つかみ取った〟落ちサビに込めた祈りにも似た決意(撮影・颯詩音)
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 6人組アイドルグループ「紫陽花は降らない」(通称・あじふらい)の郡山あきかが、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。一度はステージを降りたが、再び光の中に戻ってきた郡山。その波乱万丈のアイドル人生と、胸に秘めた信念に迫った。(「推し面」取材班)

 物心ついた時から一つの確信があった。「私はアイドルになる」。その思いは中学生の頃に熱を帯び、両親への涙の直談判へとつながる。「アイドルじゃない自分は嫌だ」。その一心だったが、両親は猛反対。どうすれば認めてもらえるか。考え抜いた末の答えは、あまりにも純粋で、無鉄砲だった。

 「原宿の竹下通りでスカウトされたら、認めてもらえるかもしれない」。一人で向かった街で幸運にも名刺を手に入れ、意気揚々と差し出すも、父はそれを怪しい事務所だと勘違いし、ビリビリに破り捨てた。目の前で夢が砕かれる音を聞き、ただ号泣するしかなかった。

 しかし、その程度の逆境で折れる心ではなかった。夢への道は平坦ではなく、数々のオーディションであと一歩まで行きながら、届かなかった。「足りないのは実力だ」。そう痛感すると、高校でダンス部の副部長として汗を流し、自らのアルバイト代を握りしめて養成所の門を叩く。演技、ボイストレーニング、ダンス。全ては、夢のステージに立つため。執念が、郡山を突き動かしていた。

 そしてついに立ったアイドルとしてのステージ。客席から見上げていたあの光景とはまるで違った。そこにいたのは“大勢のファン”ではなく、一人一人の“あなた”だった。「表情までしっかり見えるんです」。その顔、その声援が真っ直ぐに胸に届き、自然と涙があふれた。「やっと夢が叶った」。それは、長く続いた闘いの日々が報われた瞬間だった。

 順風満帆に見えたアイドル人生だったが、一度、ステージを降りる決断をする。「普通の大学生」としての道を歩み始めたが、物語はそこでは終わらなかった。SNSで自分の名前を検索すると、そこには信じられない光景が広がっていた。ファンが郡山の誕生日を祝い、集い、「戻ってきてよ」とつぶやいていたのだ。画面の向こう側で、自分の不在を嘆き、帰りを待つ人たちがいた。その温かな光が、凍えかけていた心を溶かした。

 だから今も彼女は、ステージに立つとき“ある言葉”をお守りにしている。

 「優しくて強い人間でありたい」

 「以前、特典会でファンの方が『あきちゃんは優しくて強い子だね、自信持って』と言ってくださって。自信がなかった私にとって、初めてアイドルになってよかったと思えた言葉なんです」。ファンがくれたその言葉を胸に、再び夢のステージへと駆け上がっていく。

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