阪本監督、スペインの映画祭で手応え! 吉永小百合主演「てっぺんの向こうにあなたがいる」特別上映

[ 2025年9月21日 16:58 ]

サン・セバスティアン国際映画祭に参加した阪本順治監督、若葉竜也、田部井進也氏(左から)
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 吉永小百合(80)主演の映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」が日本時間9月21日未明、スペインで開催中の第73回サン・セバスティアン国際映画祭の「オフィシャルセレクション」に選出され、特別上映された。

 女性で初めてエベレスト登頂に成功した田部井淳子さんの勇壮な生涯を壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。映画祭には阪本順治監督(66)はじめ、主人公の息子を演じた若葉竜也(36)、田部井さんの長男の田部井進也氏(47)が参加した。

 262人収容の客席をぎっしり埋めた観客から大きな拍手で迎えられた阪本監督は「顔」で招待されて以来25年ぶりのサン・セバスティアン。「この映画は山の映画でもあり、登山の映画でもありますけど、それ以上に家族の映画です。主人公が後年、いろいろな困難と闘いながら、それを乗り越えたくましく生きた。その姿が皆さんの心を打ってくれればなと思っております。今夜この映画を選んでいただいてありがとうございます」と感謝のあいさつ。

 初参加の若葉は現地のバスク語で自己紹介し、「日本で丹精込めて丁寧に作った映画をこうやって世界の皆さんに観ていただくということにとても強い思いがあります」とスピーチ。田部井氏は「2003年、母がビルバオに来てハイキングしたっていう記録が残ってまして、その地域に来れたことをとてもうれしく思います」と語った。

 上映後には温かい拍手が送られ、観客と一緒に観賞した阪本監督は「いろいろな国際映画祭に行きましたけど、画面を見つめる姿や背中を見ていると、何もこぼさず見届けようみたいなそういう姿勢がありますよね。それを感じました。ちゃんと集中してもらっているなと思いました」と感想。若い観客が多いことに驚いていた若葉は「10代の女の子たちが本当に感激したという声をかけてくれたんです。世代は関係なく、こうやって映画は届いていくんだなと思いました」と感激していた。

 作品は9月26日から韓国で開催される第10回蔚山蔚洲(ウルサンウルジュ)世界山岳映画祭への出品も決定。日本では10月31日にキノフィルムズの配給で全国公開。

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