ハロプロが歌い継ぐ「戦争を知らない子供たち」 70年万博から55年、平和への思いミャクミャクと

[ 2025年8月18日 04:00 ]

「戦争を知らない子供たち」をカバーする西日本出身のハロー!プロジェクトメンバーら
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 フォークの名曲「戦争を知らない子供たち」を、ハロー!プロジェクトの西日本出身メンバー13人がカバーした。1970年の大阪万博のコンサートで初披露された歌であることから、55年ぶりの大阪での万博開催を受けて企画された。京都府出身の「BEYOOOOONDS」の西田汐里(22)は「曲は知らなかったのですが、今回の機会を頂いた。平和に向かって一緒に歩く気持ちになれる歌を歌っていけたら」と抱負。平均年齢20・7歳の「戦争を知らない子供たち」を知らない世代が、新たな花を添える。

 同曲は全日本アマチュア・フォーク・シンガーズによる万博公演のため、元「ザ・フォーク・クルセダーズ」のきたやまおさむ(79)が作詞、歌手の杉田二郎(78)が作曲して制作された。♪戦争が終って僕らは生まれた…と、戦後生まれの若者たちの視点から平和を願った歌。71年に杉田のフォークデュオ「ジローズ」がシングル化すると、売り上げ30万枚超のヒットとなった。

 今回のカバーにあたり、歌詞を一部変更した。♪髪の毛が長いと許されないなら…の部分を、♪みんなと違うと許されないなら…に変更。きたやまは「当時は“髪の毛が長いこと”もからかいの対象。半世紀以上たった今“みんなと違う”といじめられるかも、という同調圧力があると思う。時代に合わせて変えた」と説明した。温かい歌詞とハロプロメンバーの清らかなハーモニーが、令和に初めて聴く人の心も包み込む。

 今年は戦後80年の節目を迎えた。杉田は「これから先、生まれてくる命が“戦争を知らない子供たち”であり続けてほしい、と願うばかり」と思いを託す。さらに同曲は05年愛知万博で杉田とともに南こうせつ(76)堀内孝雄(75)らによる豪華セッションで歌われただけに、今回の大阪・関西万博での披露も期待される。

 70年に万博でコンサートが開かれた丸55年後の今月23日に各種音楽サービスで配信がスタート。同日、ハロプロの公式YouTubeチャンネルでも公開される。(小田切 葉月)

 ≪1970年 日本航空よど号ハイジャックに「anan」創刊も≫
 「戦争を知らない子供たち」が生まれた1970年は、3月に赤軍派による日本航空よど号ハイジャック、11月には三島由紀夫が陸上自衛隊市ケ谷駐屯地で割腹自殺と、社会を震撼(しんかん)させた事件が起きた。冒険家の植村直己らが日本人として初めてエベレスト登頂に成功するといううれしいニュースもあった。銀座や新宿では歩行者天国が始まり、ケンタッキーフライドチキン1号店が名古屋にオープンするなど国民の日常生活も変化していった。

 エンタメでは、TBSで森光子さん主演の連続ドラマ「時間ですよ」がスタートし、藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」が大ヒット。ファッション誌「anan」(平凡出版、現マガジンハウス)が創刊された。

 政界では佐藤栄作首相が長期政権の真っ最中だった。

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