ヒロインから29年&3回目「あんぱん」松嶋菜々子「朝ドラの現場は温かい」初共演の今田美桜「頼もしく」

[ 2025年7月29日 08:15 ]

「あんぱん」登美子役・松嶋菜々子インタビュー(3)

連続テレビ小説「あんぱん」で6年ぶり3回目の朝ドラ出演、愛息を翻弄してしまう登美子役が話題の松嶋菜々子(C)NHK
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 女優の松嶋菜々子(51)がNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で6年ぶり3回目の朝ドラ出演。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏をモデルにした柳井嵩(北村匠海)の母・登美子役を好演し、反響を呼んでいる。1996年度前期「ひまわり」のヒロインに抜擢され、大きく飛躍。今回もまた運命的な作品になりそうだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。やなせ氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 松嶋演じる登美子は、嵩と千尋(中沢元紀)の美しく利発な母。文化的な教養も豊かだが、勝ち気な一面も。兄弟が幼い頃に最愛の夫・清(二宮和也)を亡くし、奔放な振る舞いが愛息を翻弄してしまう。

 視聴者の感情移入を誘う好演のあまり、序盤は身勝手に映る言動から“ヒール役”に。第50回(6月6日)、嵩の出征式に駆けつけた際には「死んだら駄目よ。生きるのよ!」と涙ながらに“母の叫び”。SNS上には一転、拍手喝采が巻き起こった。

 そして、この日の第87回は8週ぶりとなる神出鬼没の本格再登場。嵩の復員を祝福しようと突如、若松のぶ(今田美桜)の部屋を訪問。「漫画なんて大の男がやることじゃないでしょう」「才能があるなんて、嵩をそそのかすのはやめてちょうだい」などとクギを刺し、嵩はまたもタジタジになった。

 松嶋にしか成し得ない気品も兼ね備えた演技と存在感により、トリックスター的な役割を担う登美子の憎み切れない絶妙なポジションを確立。人気キャラクターを創り上げた。

 モデル業からスタートし、約2000人が参加した「ひまわり」のオーディションで選ばれ、ドラマ初主演。弁護士・南田のぞみ役に挑んだ・2019年度前期「なつぞら」は、戦災孤児の主人公・奥原なつ(広瀬すず)を引き取る柴田家の母・富士子役を好演。23年ぶりの朝ドラ凱旋に、当時のインタビューでこう語っていた。

 「私の人生を変えたのは『ひまわり』だと思っていますし、本当に運命的。今度は何年後なのか分かりませんが、お声掛けいただけるなら、それはもう是非。やはり次は、おばあちゃん役なんじゃないかと思います(笑)。3回目があるならば、こんなに光栄なことはありません。その時は、また運命なのだと思います」

 「ひまわり」→「なつぞら」ほどの時間を待たず、実現した三たびの朝ドラ。

 「『ひまわり』を終えた時、またいつか朝ドラに呼んでいただけるように何事も一生懸命取り組もう、と思えました。『次は、ヒロインのお母さん役で帰ってきてね』と言われていたので、『なつぞら』の時は、自分もそういう年齢になったのかと感慨深かったです。そして今回、思ったより早くお声掛けいただいて、しかも個性的な義母。今までとは、また違った朝ドラを楽しんでいます。お互いに年齢を重ねた当時のスタッフの皆さんが『あんぱん』のスタジオまで会いに来てくださったり、時を経ても変わらない、朝ドラの現場の温かさをあらためて実感しています」

 今作のヒロイン・今田とは初共演。「(広瀬)すずちゃんもそうでしたが、当時の私とは違って、キャリアのある役者さん。一緒にお芝居をして、頼もしく思っています。朝ドラヒロインの先輩として支えるというより、『あんぱん』チームの家族として共に頑張るという感覚ですね」。どのような“嫁姑関係”が描かれるのか、期待が高まる。

 =インタビューおわり=

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