「やります」って言ったあの日、世界が変わった――Merry BAD TUNE.久留あずさが振付で見つけた“武器”

[ 2025年7月17日 12:45 ]

【画像・写真2枚目】「この全国盤には“バチュみ”が詰まってる」──Merry BAD TUNE.久留あずさ、言葉にできなかった想いを全国に届ける(撮影・星島ゆい)
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 6人組アイドルグループ「Merry BAD TUNE.」(メリーバッドチューン、通称:バチュン)の久留あずさがスポニチ東京本社でソロインタビューに応じ、アイドル人生の原点を振り返った。自分の世界を変えた「やります」の一言。振付を通して見つけた、自分だけの“武器”に迫る。(「推し面」取材班)

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 小学生の頃、静岡の実家でよく見ていたYouTubeの映像がある。スクリーン越しにAKB48グループがキラキラと輝いていた。特に柏木由紀、須田亜香里が大好きだった。ただ、その頃はアイドルになろうという選択肢はなかった。

 胸に芽生えたのは将来の進路を考えていた頃。自分が本当に何がしたいか何度自問しても「アイドルしか出てこなかった」。とにかく行動しよう。夜行バスで静岡と東京を往復する日々。アルバイトとオーディション漬けの生活を2年ほど続けて夢をかなえた。

 活動の支えになっているのは、長年お世話になっている振付師からもらった「初めて振付をやる時に、できるかもわからないけど、とりあえず“やります”って言ったよ」という言葉だ。

 久留は言う。「何かを始める時、いつも『自分にできるだろうか』と考えてしまいがちだった私にとって、この言葉はすごく心に響きました。一歩踏み出さなければ何も始まらないし、その勇気が本当に大事なんだと」

 忘れられない瞬間がある。バチュンとして初めてもらった6曲のうち「ボクらのBAD TUNE.」の振り付け担当者が未定だった時のことだ。プロデューサーから、「やってみる?」と声を掛けられた。ダンスを習ってきたわけでもなく、まして自分が振りを付けたことなんてなかった。でも即答した。「ぜひやります!!」。あの日もらった言葉が背中を強く押してくれた。

 初めて任された1曲をきっかけに、今ではバチュンの楽曲の約3分の1を振り付けるまでに。「あの時、勇気を出して一歩踏み出したからこそ、今の自分がある」。そう言い切る目に迷いはなく、自信が宿っていた。

 実は歌にも試練があった。デビューして間もない頃、レコーディングで思うように歌えず、悔し涙を流す日々が続いた。泣きながら録り直してもらったこともあった。重圧に押し潰されそうになったときに浮かんだのはファンの顔だ。「みんなが見てくれている」。歌詞カードの隅に、自分を推してくれる一人一人の名前を書き出して、それを見ながら歌って自分を奮い立たせた。

 インタビューの最後に聞かれた質問は「自分の武器とは?」。迷わずこう答えた。

 「私は何か他の誰かのようになりたくてアイドルになったのではなく、『アイドル』になりたくてなりました。だから、自分の中で『アイドル』という言葉にはすごく強いこだわりがあります」

 ライブハウスでスポットライトを浴び、野外ステージで太陽に照らされて輝きを放つ。その一瞬一瞬に、「久留あずさ」としての生き方が刻まれている。それは誰かの真似ではなく、自分だけの光を信じて進む覚悟の証だ。

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