「この全国盤には“バチュみ”が詰まってる」──Merry BAD TUNE.久留あずさ、言葉にできなかった想いを全国に届ける

[ 2025年7月17日 09:00 ]

【画像・写真1枚目】「この全国盤には“バチュみ”が詰まってる」──Merry BAD TUNE.久留あずさ(写真右)、言葉にできなかった想いを全国に届ける(撮影・星島ゆい)
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 6人組アイドルグループ「Merry BAD TUNE.」(メリーバッドチューン、通称:バチュン)の久留あずさが、7月18日に発売される初の全国流通盤「futurmin 6mg」を前に、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。作品に込めた“らしさ”と、地元・静岡で暮らす家族やファンへの真っ直ぐな思い。そして、レコーディング期間に気づいた「伝える」ことの難しさを口にした。(「推し面」取材班)

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 「緊張すると、途中から言ってることが分からなくなってしまうことがあるんです。聞いて分かりづらい部分があるかもしれません」。初めてのソロインタビューを前に、そう言いながら膝の上に乗せた手をキュッと握りしめた。

 ふと笑みが漏れたのは、新作と家族のことについて語り出した時だ。「東京のライブに全国からファンの方が来てくれる中で、私たちの音楽をより身近に感じてもらえるかと思うと本当に嬉しいです。私自身、静岡県出身で、上京してきた身なので、両親はもちろん、小さい頃からお世話になっているおばあちゃんにも届けられるのが何より幸せです」

 静岡で育ち、アイドルになるために上京した。実家にいる両親や祖母に活躍を見せる機会は少なかった。それが今回は全国盤。「静岡のCDショップに自分たちのCDが並ぶと考えると、おばあちゃんにも私の活動が目にとまりやすいと思うので凄く嬉しい」

 作品の推しポイントは「“バチュみ”が詰まってるところ」。“バチュみ”とは、グループの略称バチュンに「らしさ」を掛けた造語だ。デジタルポップとロックを融合させた2D POPと、心の余白に入り込むような詞世界。パッと聴いただけではつかめないかもしれないが、何度も聴くほどに“らしさ”が浮かび上がってくる。そんな余白を抱えた楽曲群が、最大の特徴だという。

 中でも「バチュみが強い曲」として、久留が挙げたのは「13月のシンデレラ」だ。5月のライブで披露され、観客とのシンガロングパートが見せ場となっている。声を合わせ、笑顔が重なり合う瞬間に、バチュンの真骨頂がある。「初めてライブに来た方でも、この曲で“あ、バチュンってこういうグループなんだ”って思ってもらえるはずです」

 レコーディング期間中には、歌と向き合う中で大切な気づきもあった。ボイストレーニングの際、先生に「歌で表情を出すのが苦手なんです」と相談すると、「この歌詞から想像する情景を今すぐ言葉にしてみて」と言われた。頭の中にはたくさんのイメージが浮かんだが、いざ口にしようとすると、まったく言葉にできなかった。混乱していると、先生は「難しく考えなくていいんだよ。例えば“灰色の部屋だった”とか、小学生が話すような簡単な言葉でいいから、思ったままを口に出してみて」とアドバイスをくれた。

 これまでグループを代表して話す場面が多く、「上手に話す」ことばかりを意識していた久留。だがこの体験を通じて「嬉しい、悲しい、悔しいといった気持ちをストレートに伝えることの大切さ、そして、それでしか伝わらない想いがある」ということを実感。その気づきが、歌声を“より自分らしいもの”へと少しずつ変えていった。

 思ったことを口で伝えるのが苦手でも、想いは音に乗る。素直に、まっすぐに。静岡のおばあちゃんにも届くように。その気持ちが、ステージへ向かう背中をまた強く押していく。

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