「歌うのが怖かった」――Merry BAD TUNE.日南りと、“人生一度きり”に賭けたアイドル10年

[ 2025年7月16日 12:45 ]

【画像・写真2枚目】「これ以上無理なら歌割り交代」  Merry BAD TUNE.日南りと、悔し涙と向き合った「HPSNC.」の記録(撮影・柊木あいな)
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 6人組アイドルグループ「Merry BAD TUNE.」(メリーバッドチューン、通称:バチュン)の日南りとが、7月18日の全国流通盤「futurmin 6mg」リリースを前にスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。かつてAKB48チーム8の最終審査に進むも落選。その悔しさを原動力に、これまで4つのグループを渡り歩いてきた。キャリア10年目。その艶やかな魅力の裏にあった歌への葛藤。今もなお向き合いながらマイクを握り続ける“覚悟”に迫った。(「推し面」取材班)

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 写真誌のグラビアにも登場する魅力的なスタイル。衣装からのぞく胸元や撮影中にスイカを楽しむシーンが、艶やかさを際立たせている。派手なギャルの雰囲気を放つが、話し始めるとその印象は一転する。

 「私は素で生きているので、人間らしさが出ていると思います」。落ち着き払った語り口からは、豊富な経験がうかがえる。本音で相手と向き合い、スタッフから相談を受けることも多いという。

 アイドルになったきっかけを聞くと、こう答えた。「これ、初めて話すんですが・・・元々はモデルになりたかったんです」。身長が足りず諦めたものの、アイドルという新たな道に光を見出した。

 中学生の頃、国民的アイドルとして君臨していたAKB48が全国47都道府県から1人ずつ代表メンバーを選ぶ前代未聞のオーディションに参加。東京会場で最終選考まで残ったものの、惜しくも落選した。「やっぱり難しい世界だな」。落ち込んでいた時に別の芸能事務所から声がかかり、その事務所のグループのプロデューサーとマネージャーからラブコールを受けて、アイドルとしての一歩を踏み出した。

 アイドル人生は今年で10年目。その道は決して順風満帆ではなかった。所属はバチュンが4グループ目。以前所属したグループでは加入直後からコロナ禍に見舞われて、お披露目ライブが延期。パフォーマンスをファンに披露できたのは半年も過ぎてからだった。

 2022年に結成されたバチュンでは、活動初期に仮歌を任された。ハロプロの歌い方を研究してきたがゆえにクセのある歌い方になっていた。それは個性でもあり武器でもあったが、求められるのはストレートな表現だった。「プロとしては通らない」「りとちゃんは最初から掛け算をしてる。マイナスも持たないと」といった指摘が突き刺さった。歌うことが大好きだったのに、次第に怖さを感じるようになった。考えるほどに苦しみに変わっていった。それでも、歌を手放すことはなかった。「アイドルをやっているのは歌うのが好きだから」

 好きな言葉は「人生一度きり」。加入も脱退も、すべてが人生の大きな決断だった。高校1年から始まったアイドル生活は、友達と放課後を過ごす時間も犠牲にしたけれど、その分すべてをステージに注いできた。後悔はない。

 人生は一度きり。今日も日南は恐れや弱さを抱えながらマイクを握り、ステージと向き合い、自分自身と向き合い続けている。

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