清原博弁護士 自民・鶴保議員の「運のいいことに能登で地震」発言に嫌悪感 「その無神経さ分からない」

[ 2025年7月9日 15:12 ]

清原博弁護士

 国際弁護士の清原博氏が9日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、能登半島地震を巡る参院予算委員長の自民党・鶴保庸介参院議員(58)の発言について私見を語った。

 鶴保氏は8日、和歌山県で自民候補の応援演説を行い、2地域居住の推進を訴えた。2つの自治体に住民票を登録できるシステムに利点を訴える実例の中で、問題の発言が飛び出した。

 「(総務省が)今回は本当に協力的だった。むしろ、率先してやってくれたと言ってもいい。また、運のいいことに、能登で地震があったでしょう?」。その上で、金沢市に移っている輪島市の住民が、金沢市内で住民票を取得できるようになったことを評価する内容だった。

 批判を受けて鶴保氏は9日に会見し、「被災地への配慮が足りなかったと反省している。言葉足らずだったと同時に、被災地のご苦労を考えると例示として出すのも適当であったか、深く考えなければならない」などと陳謝し、撤回するとした。

 発言を受けて清原氏は、「2地域居住という政策の意義を理解していないのかなと思う」と、鶴保氏の政策理解に疑問を口にした。「能登の方々、被災地の方々が好んで金沢に移住しているわけじゃない。能登に行きたいけれども、能登は復旧、復興が進まないから、やむを得ず今、金沢に住んでらっしゃる方もいらっしゃる。そういう方々が2地域居住と呼べるんですか?」。その上で、「なぜ能登の事案を2地域居住のいち事例として挙げるのか、その無神経さが本当に分からないです」と嫌悪感を示した。

 演説の中で鶴保氏は、「たま…何だっけ?」と、石川県の地名が出てこない場面もあった。清原氏は「おそらく“珠洲市”が出てこなかったと思う」と推測。「被災地の能登を支援していこうとする政権与党の人が、そういう能登の事情もよく知らないまま、“輪島市の市役所がまともに動いていないから”なんていう(発言をした)。そんな失言をするんだったら、きちんと被災地に入って支援して下さいよと言いたくなりますよね」と、憤りは収まらなかった。

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