テレ朝「大追跡」 GP語る SSBCが舞台となるトリプル主演の新刑事ドラマが誕生した理由

[ 2025年7月9日 07:30 ]

「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」にトリプル主演する(左から)大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒
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 大森南朋(53)、嵐の相葉雅紀(42)、松下奈緒(40)がトリプル主演するテレビ朝日ドラマ「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(水曜後9・00)がきょう9日、スタートする。「相棒」「特捜9」などを作り出してきた伝統の刑事ドラマ枠で10年ぶりの新シリーズとなる今作はいかにして生まれたのか。ゼネラルプロデューサーの服部宣之氏に聞いた。

 同枠には人気長寿シリーズがある中で「そろそろ新しい刑事ものを生み出すタイミングが来ているのでは…」と、過去に水曜枠を描いたことがなく、NHKの連続テレビ小説「まんぷく」(18年)や大河ドラマ「龍馬伝」(10年)を手がけ、テレ朝でも数多くのヒット作を生み出してきた人気脚本家の福田靖氏に執筆を依頼した。

 舞台となるのは2009年に警視庁に新設された分析・追跡に関して最先端の捜査を行う専門部隊・SSBC(捜査支援分析センター)。幾度かプロデューサーチームと福田氏が設定を考える中で、頭に浮かんだのは22年から23年にかけて起こった「ルフィ事件」だった。同事件は、フィリピンに潜む「ルフィ」と名乗る男らが指示したとされる広域強盗事件。そして、犯人らの連絡ツールだった秘匿性の高い通信アプリを解析し、事件の解明と指示役の立件に大きく貢献したのがSSBCだった。

 服部氏は同事件を通して「SNS上だけで行われるものもあり、犯罪が圧倒的に進化している」と痛感し「だから、捜査側もやっぱり進化した形を描かないといけない。聞き込みや張り込みだけではカバーできない事件も出てきてしまう」。ITやテクノロジーの発展に伴い、進化し続けるSSBCはまさに新しい刑事ドラマの舞台にうってつけだった。

 SSBCについて入念に取材する中で、組織が防犯カメラ、スマートフォン、パソコンなどの分野で細分化していることも学んだ。そこで、各分野の捜査員が一緒に作業し、殺人、強盗、不同意わいせつなどの凶悪犯罪を扱う捜査一課を専門に支援する「強行犯係」という部署をフィクションで作り、幅広い事件に対応できる環境を設けた。

 今作はトリプル主演であることも大きな特徴だ。その理由を聞くと服部氏は「まず価値観の異なる刑事がいてほしいと思った」。そこで偶然、警察庁が昨年度から中途採用を始めたことを知り「キャリア採用で数年で偉い立場になる人をSSBCと組み合わせたら面白そうだな」と考えたという。そして、SSBCのメンバー・伊垣修二(大森)、警察庁に中途で入りSSBCに出向する・名波凛太郎(相葉)のキャラクター像が生まれた。

 2人が属する強行犯係は捜査一課の専従チームであるため「捜査一課の方にも、軸となる人がいて欲しかった」と裏側を明かす。また、「時代はどんどん変わっている」としつつも「捜査一課は現場叩き上げでの社会で、警視庁、官僚もまだ縦社会、男性社会の部分があるのも現実」と指摘。「だからこそ、そこに立ち向かって、強行犯係の2人に振り回されながらも頑張る女性の姿も見たかった」ともう1人の主人公・青柳遥(松下)のキャラクターにつながり、3人の主役がそろうことになった。

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