ジェームス三木さん死去に芸能界から悲しみの声 北大路欣也、渡辺謙、沢口靖子が追悼

[ 2025年6月19日 19:04 ]

ジェームス三木さん(2008年撮影)
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 大河ドラマ「独眼竜政宗」や連続テレビ小説「澪つくし」など多くのヒット作品を手がけた脚本家のジェームス三木(じぇーむす・みき、本名山下清泉=やました・きよもと)さんが14日、肺炎のため死去した。91歳。訃報を受け、親交の深い俳優たちが追悼した。

 俳優の渡辺謙は19日、自身のX(旧ツイッター)で「#独眼竜政宗 を書いて下さった #ジェームス三木 さんが鬼籍に」と訃報に触れた。渡辺は同作で大河初主演。「戦国時代のホームドラマを、と家族親族の機微を描いた壮大な大河ドラマでした」と自身の出世作でもある同作を振り返った。

 「『謙君、これを機に僕が新しい芸名を付けてあげるよ』と笑って仰って下さった事を懐かしく、思い出しました」と回顧。「ご冥福をお祈りします。#渡辺謙」と追悼した。

 「独眼竜政宗」で政宗の父・輝宗役を、舞台「愛と修羅」では伊達政宗役を演じた北大路欣也は、「大河ドラマでは勇愛溢れる輝宗役に挑戦させていただき、また舞台では憧れの政宗役を演じることができ、私の夢を叶えてくださいました。想い出に胸がいっぱいです。ご冥福をお祈りいたします。合掌」と感謝の想いを伝えた。

 「澪つくし」でヒロインを務めた女優の沢口靖子は、「全国のお茶の間で私の名前を知っていただく機会となった朝ドラ『澪つくし』はベテランの俳優さん達に囲まれて無我夢中の毎日でした」と回顧。「関西弁のイントネーションが抜けず苦しんだ日々もありましたが、撮影中に20歳の誕生日を迎え大勢の皆さんにお祝いして頂き、感激したことは今でも忘れられません」と感謝をつづった。

 「打ち上げ会場で『やっと女優の卵からヒナが孵ったところですよ』と この世界の厳しさとエールの言葉を贈ってくださったジェーム三木先生の言葉を、今でもはっきり覚えています」とつづり、「『澪つくし』は私の原点です。素晴らしい作品に出逢わせていただき、本当にありがとうございました。安らかにご永眠されますよう、お祈りいたします」と悼んだ。

 ジェームス三木さんは1934年6月10日、旧満州(中国北東部)生まれ。1955年にテイチクレコードの新人コンクールに合格し専属歌手となった。フランク永井さんのライバルとして「ジェームス三木」を名乗ってデビューしたが、鳴かず飛ばず。67年、シナリオコンクールで入選したことをきっかけに、脚本家に転身。野村芳太郎監督に師事した。69年に映画「夕月」、TBSドラマ「七人の刑事」でデビューした。

 代表作は85年のNHK朝ドラ「澪つくし」。千葉県銚子市を舞台にした和製ロミオとジュリエットとも言うべき純愛作品は、ヒロインを演じた沢口の出世作として大ヒット。80年代の朝ドラでは「おしん」に次ぐ最高視聴率55・3%を記録した。渡辺が伊達政宗を演じた87年の大河ドラマ「独眼竜政宗」は、大河ドラマ歴代1位の平均視聴率39・7%を叩き出した。大河はほかにも95年の「徳川将軍 吉宗」(主演西田敏行さん)、2000年の「葵 徳川三代」(主演津川雅彦さん、西田敏行さん、尾上辰之助)を手がけた。映画や演劇の脚本も書き、89年には「善人の条件」で映画初監督。また、TBS「クイズダービー」に解答者で出演した。

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