山下真司「スクール☆ウォーズ」万感収録 松村雄基&伊藤かずえと40周年ブルーレイ新装版に出演
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俳優の山下真司(73)、松村雄基(61)、伊藤かずえ(58)がこのほど、ラグビーを題材にした伝説の熱血青春ドラマ「スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争~Blu-ray BOX 40周年記念版」の副音声コメンタリー収録に参加した。
放送40周年を記念し、ブルーレイ新装版が10月6日にTCエンタテインメントからリリースされる。特典となるスペシャル音声コメンタリーでは、3人が第25話「微笑む女神」を見ながら、当時を振り返った。
作品は、京都・伏見工(現京都工学院)をラグビー全国制覇に導いた監督と同校がモデル。当時、社会問題化していた校内暴力や非行を描き、そこから立ち直っていく姿が大きな支持を得た。全26話が放送され、最高視聴率21・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
ドラマでは、山下演じる“泣き虫先生”こと滝沢賢治が不良のたまり場・川浜高に赴任。ラグビーを通じて生徒と向き合い、強くなる軌跡を描く。1984~85年にTBSと大映テレビが製作し、強いインパクトを残した作品だ。
山下は「僕にとって役者としての代表作で誇れる作品。このドラマほど、自分を幸せにしてくれた作品はなかった」と語る。「One for all、All for one」、「信は力なり」などの名言がここから誕生したことに「理屈っぽいかもしれないが、リアルな、いい言葉を用意していただいた」と感謝した。
全26話を約8カ月かけて撮影。極寒に耐える時間も多かっただけに「やっている時は毎日、必死。命がけで撮影に挑んだ。毎朝、自分にカツを入れ、走り続けた」と振り返った。
73歳になった今でも、スポーツジムのサウナ施設などでファンから声をかけられるという。「“山下さん、僕はスクール☆ウォーズを見てラグビーを始めたんです”と言って握手を求められたりします」と照れ笑いを浮かべた。
ドラマでは、多くのエピソードが実話に基づいて描かれた。鉄拳制裁も当たり前の時代だったが、山下は「(生徒を殴るシーンでは)自分自身に“悔しくないのか”と言っていた。本当にこの役作りはこれでいいのかと、自分自身を殴るつもりだった」と明かした。
「川浜一のワル」こと大木大助を演じた松村は「この作品がなければ今、ここにいられなかった。自分に才能があるとも、これから役者を続けようとも思っていない時期だった」と振り返る。今作で撮影に次ぐ撮影の日々を乗り越えたことで「今でも“見ました”とか“ドラマを見てラグビーを始めた”と言ってもらえる。役者人生のターニングポイントですね」と笑みを浮かべた。
不良の役だけに「台本を読んだら、歌を歌いながらケンカをするって書いてあった」と苦笑。それでも、スタッフや共演陣の熱量を肌で感じ「その役者のいいところを出そうとして、脚本家の先生がセリフを書いてくださった。だから、羞恥心もなく、この役を生きるんだと思えるようになった」と言う。撮影から40年が経った今も「劇中の“信は力なり”や“愛とは、相手を信じ、待ち、許すこと”という言葉を心の糧にしている」と語り、深く感謝した。
当時17歳だった伊藤は、ラグビー部員・森田光男(宮田恭男)のガールフレンド・富田圭子役で出演。「私は架空の圭子という役だった。白馬に乗って登場したり…。その時のプロフィールに乗馬ができると書いたら、それが採用されたのかも(笑い)。私が出ることで、大映テレビの色を出そうとしていたのかな」と語った。そして「私の出番はそんなに多くなかったので、男性陣は寒い中で激しいスポーツをして大変だなと思っていました」と笑った。だが、作品への思いはひと一倍強く、当時の共演者との「同窓会」を自身のYouTubeチャンネルで配信するなど、交流を続けている。
楽しい思い出話は尽きなかったが、中でも3人が声を合わせたことがある。それは、ドラマを製作する際に、2名の脚本家が起用されたこと。一話ごとに異なる個性が反映されたため、予測不能の展開が多かったという。出演者も「どんな話になるのだろう」と次の台本を楽しみにしていたほどだ。
印象的なキャラクター「イソップ」が川浜高の新ジャージと「ライジング・サン」のマークをデザインしたシーンがあるが、その時にデザインしたジャージは青色だった。だが、第25話と最終話で選手たちが挑んだ決勝戦には、赤いジャージを着用した。ここにも、2名の脚本家がいて、それぞれの色を出したことが影響している。果たして、青が赤にかわった理由は―。この貴重な裏話も3人が音声コメンタリーで語っている。そして、今回の新BOXには、3人がインタビュー時にも着用した赤ジャージ(作品に登場した川浜高ジャージのレプリカ)付きの限定商品もリリースされる(TBSショッピング限定)。40周年記念で再現したレアな逸品だ。
「スクール☆ウォーズ」は単なる学園ドラマやスポーツドラマの枠を超え、社会現象とも言えるほどの大きな影響を残した。鮮烈な高画質でよみがえることに、山下は「心が弱った時に見てほしい。特に、今の子育て世代の人にどう映るか。僕は今、振り返って見ても、泣きます」と期待。松村は「バイブルのように、行き詰まった時にぜひご覧ください」、伊藤は「毎回、名言があります」とアピールした。
当時を知る世代には「あの日の情熱と感動を再び」、若い世代には「時代を超えて輝きを放つ普遍的なメッセージと勇気を」。伝説のドラマが持つ、心を奮い立たせる力を、令和の時代にも感じてほしい。
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