初防衛した伊藤匠叡王「藤井7冠とタイトル戦で…」本局を振り返り来期へ意気込みも

[ 2025年6月14日 22:08 ]

<第10期叡王戦第5局>勝利し防衛した伊藤匠叡王(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 将棋の第10期叡王戦5番勝負を3勝2敗で制し、初の防衛を果たした伊藤匠叡王が14日の感想戦終了後、千葉県柏市内で記者会見した。主な内容は以下の通り。

 ――あらためて本局を振り返ると。
 伊藤「本局は前例があった将棋だったんですが、ちょっと指しにくいところがでてしまって、中盤以降はずっと自信がない展開が続いていたのかなと思います。終盤は秒読みに入ったあたりから際どい局面が続いて、二転三転していたところもあったのかなと思います」

 ――今シリーズは第1局に敗れた後に連勝。1勝を返されて防衛をかけてという流れだった。この流れについて。
 伊藤「第1局に敗れ、他の公式戦も含めてあまり結果が出ていない状態で。そこから2局目を勝つことができ、3局目も苦しい将棋を何とか拾うことができたんですけれど、第4局は割と押されている時間が長く、シリーズを通して押されている時間帯が長かったのかなと感じています」

 ――斎藤八段の印象は。
 伊藤「精度の高い将棋を指されるという印象で、中盤にしっかり時間を使い、精度の高い手を選ばれてという印象はシリーズを通して感じました」

 ――王座戦では挑戦者決定トーナメント準決勝に進出した。2冠目への思いは?
 伊藤「ここ最近はなかなかタイトル挑戦というところにあまり手が届くまではいけていなかった。ちょっと実力不足を感じるというところが多かった。まだまだ厳しい戦いが続くとは思うんですけれど、なかなかチャンスは多くない。そういう機会を大事にしていきたいと思います」

 ――藤井7冠との距離感について変わった感じは?
 伊藤「自分としてはここ1年ほどあまり結果が出ていなかった。内容的にも、実力をつけることはできていない。藤井名人との距離感は詰まっているというより、開いている印象はあります」

 ――防衛という結果については?
 伊藤「今回シリーズを振り返っても、ずっと押されている時間が長かった。かなり厳しい情勢が続いて、失冠というのを覚悟するような場面もあった。こういう結果につながったのは、こう不思議な感覚が感じがしています」

 ――昨年と違い、タイトルを守った感触は?
 伊藤「去年は本当に自分の人生の中でかなり大きな出来事だったと思うんですけれど、それによって自分の中のモチベーションが少し変化していたところもあったのかなと。今回もこう良い結果を出すことができたんですけれど、その気持ちは動かさずにこう今後もやっていきたいなと」

 ――気持ちの変化があった?
 伊藤「タイトル獲得を目標にしていたところがあったので、やっぱり満足感は少なからずあったのかとと思います」

 ――今後の目標は?
 伊藤「内容面でかなり課題が多いなと感じているので、今後は良い将棋をお見せできるようにやっていきたいと感じています」

 ――来期の防衛戦で藤井7冠と対戦してみたいという思いは?
 伊藤「1年後について自分が考えることではないのかなと思うんですけれども、藤井7冠とタイトル戦で戦いたいという気持ちはやっぱりある。自分自身が藤井7冠に挑戦できるようにやってきたと思っています」

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年6月14日のニュース