斎藤八段 詰将棋選手権連覇の終盤力発揮 「1筋の仕掛けが印象的」藤井王将称賛の踏み込みから叡王戦先勝

[ 2025年4月3日 21:11 ]

叡王戦第1局に臨む斎藤慎太郎八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(31)が挑む第10期叡王戦5番勝負第1局は3日、名古屋市の料亭「神楽家」で伊藤の先手で指され、午後7時39分、斎藤が110手で勝利した。振り駒の結果、伊藤が先手になり戦型は相掛かり。長い中盤戦を経て、斎藤が2011、12年詰将棋解答選手権を連覇した終盤力を発揮した。

 「序盤、後手番ながらアグレッシブに動いていったが細い攻めになった。最後までギリギリで、勝ちを確信できた場面はなかった」

 斎藤が形勢の好転を自覚したのは終局直前、敵陣へ香を打ち込んだ94手目だったという。金取りで伊藤王の退路もふさいだ。最後は両者1分将棋の熱戦を制した。大盤解説会には藤井聡太王将(22)=名人など7冠=がゲスト出演。「1筋から仕掛けたのが印象的」と評した踏み込みを実らせ、18年度王座以来7年ぶり2期目のタイトルへ好発進した。第2局は19日、石川県加賀市で指される。

 斎藤は21、22年度名人戦など過去5回のタイトル戦出場があるが、後手番で苦戦した。2勝8敗1千日手の勝率2割。それだけに、後手番での白星発進は価値がある。

 2日の前日会見。3年ぶりのタイトル戦出場に、「これまではどこか重く背負い込んで指していた。自分から転ぶ将棋があった。自分を追い込んで勝つタイプもいるが、自分は穏やかにリラックスした状態の方がいい手が指せるのではないかと思うようになった」。“西の王子”が新たな武器を携え、大舞台へ戻ってきた。

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