朝ドラ「あんぱん」まさかの…知る人ぞ知る超初期の「アンパンマン」登場 ネット騒然「粋」「これは凄い」

[ 2025年3月31日 08:20 ]

連続テレビ小説「あんぱん」のメーンビジュアル。主人公・朝田のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)(C)NHK
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 女優・今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は31日、第1話が放送され、半年間にわたる放送の幕を開けた。注目の冒頭は、物語のモデルとなった漫画家・やなせたかしさんが生み出した絵本「あんぱんまん」初期のイラストのアニメーションが映し出された。現在多くの人が知る「アンパンマン」の姿かたちとはかけ離れているが、国民的キャラの前身となった“知る人ぞ知る”キャラクターで、コアなファンから「凄すぎ」と驚く声が上がった。

<以下、ネタバレあり>

 同作は「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・小松暢をモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 注目の初回、冒頭でモノクロのアニメーションが映し出された。高層ビルや民家が建ち並ぶ街中を、ぷっくりとした体形で顔の丸い“ヒーロー”が、大きなマントをなびかせて颯爽(さっそう)と飛んでいる映像だ。

 このキャラクター、実は「アンパンマン」の前身となる存在で、“知る人ぞ知る”キャラだ。1970年に現在の「サンリオ」である株式会社山梨シルクセンターから発売された「十二の真珠―ふしぎな絵本―」という短編童話集に登場する。現在のアンパンマンとは似ても似つかない容貌だが、「お腹を空かせた子供にパンを与える」という点が共通している。

 このキャラは、当時の物語の中ではヒーローになりきれず、悲しい結末を迎えてしまう…。同書は当時あまり評判にならず絶版し、このヒーローはほとんど日の目を見ることはなかった。(同書はアンパンマン人気の高まりとともに2012年に復刊ドットコムによって復刊された)

 やなせさんは69歳で絵本「あんぱんまん」を描いた“遅咲き”の人。それまで舞台の美術監督に絵本や詩集の制作など多様な創作活動を行っており、「あんぱんまん」も当初は「自分の顔を食べさせるなんて不気味だ」と大人たちからは嫌厭されていたという。

 だが、子供たちには大人気だった。まだ字も読めず何の先入観も持たない純粋無垢な子供たちが、自分を犠牲にして子供たちにパンを与えるその強さに真のヒーロー性を見出し、やなせさんもビックリのスターダムにのし上がった。

 現在は国民的ヒーローとなったアンパンマンだが、超初期の「あんぱんまん」はほとんど知られていない。そんな“不格好”なヒーローが、時代を経て朝ドラの冒頭を華々しく飾る…という、まさかの大躍進を遂げた。

 初期あんぱんまんを知る視聴者からは、「おぉ、初期のアンパンマン!」「旧一号あんぱんまん!」「アンパンマンが飛んで登場なの粋だ」「すごすぎ」「このアンパンマンが見られるなんて…」と、驚きや感動などさまざまな声が上がった。

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