山口智子 女優になっても続いた自問自答の日々「こんな仕事していいのだろうか…」 視界が開けた要因は

[ 2025年3月27日 13:15 ]

記者発表に登場した山口智子(撮影・小渕 日向子)
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 女優の山口智子(60)が27日に都内で行われた、総合芸術学校「エンドレス・アカデミー」開校記念の記者発表に出席。俳優人生を振り返り「夢」についての考え方を、経験談も含めて話した。

 同校は“次世代のエンタメを担う人材”の育成を目指し、複数の様々なジャンルの垣根を越え「多ジャンルにまたがり生き抜く力」を「学校」という形で次世代に伝えていく環境を整備。理念に共感した山口は「夢をまず持つこと、持ち始めることが一番難しい」ときっかけの重要性を口にした。

 様々な経験を経て、芸能界での存在感を確立した。芸能活動を始めるまでは、家業の旅館を継ぐため「自分の夢を殺しながら大きくなった」という。レールの上を走りながらも「一体何を、何になりたいんだろう、何をやりたいんだろう」と、自分に問いかける時間も多かった。

 新たな「夢」を抱かせてくれた女優の道が開けたことは「本当に幸運なこと」だった。「まさか自分がこういう俳優という道に来るとは思っていなかった」と想定外のこともありながらも「第三者というか、周りの方の力で引っ張り上げていただきました」と振り返る。デビュー時から様々な出会いがあって、道を進んできただけに周囲への感謝は欠かせなかった。

 ただ、「夢」を見つけても、自問自答する日々は続いた。芸能界に入る前に、演技などは学んでこなかっただけに「こんな仕事していいのだろうか…」と悩みは募った。「自分で悶々としながら毎日を過ごして、どうやって演技って勉強したらいいんだろう、学校も行ってないし、どうやって向上していったらいいんだろうってすごく悶々としてた」という。こちらも様々な人に出会い、周囲からの学びを得ることで少しずつ、人間としての、役者としての幅を広げていった。

 “明確な夢”を持つ必要はないという。「自分が分からなくても、その時に与えられた一瞬一瞬を、自分の心が動く限り、それに対して最高に力を尽くしている限りは、自ずと誰かが引っ張り上げてくれ、誰かがこっちに入れてくれたり、“あなたにはこれが向いてるよ”という風を送ってくれたり、必ず周りが応援してくれるものな気がするんですよね」。自分がその時に思ったことに対し、全力を尽くす。ひたむきに努力していれば、必ずその姿を誰かは見ていてくれるという。

 「“夢って何なの?私はどうやって向上するの?”っていう人もいると思いますが、だから、いろんなやり方があっていいと思うんですよ」と伝え、これから学びはじめる人に向け「夢が分からなくても、その時心が動くことに対して、とにかく一生懸命、力を尽くすことは大事だと思います。そうしたらきっと、本当の自分の夢というか、こうなって欲しいっていうところに…。多分、役に立てる人間になれるのかなとは思います」と人生の先輩としての言葉を贈った。

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