松坂桃李 27年大河「逆賊の幕臣」で初主演「36歳なりの人生を経た殿を見せたい」

[ 2025年3月4日 04:00 ]

<2027大河ドラマ 制作・主演発表会見>フォトセッションでポーズを決める松坂桃李(撮影・木村 揚輔)
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 俳優の松坂桃李(36)が2027年のNHK大河ドラマに主演することが3日、発表された。タイトルは「逆賊の幕臣」。松坂は3回目の大河出演で、主役の座を射止めた。都内の同局で行われた会見で「これまでの全ての引き出しを開けて注ぎ込む、30代最後の作品にしたい」と意気込みを語った。

 幕末に勝海舟のライバルと言われながら、明治新政府に「逆賊」と見なされ歴史の闇に葬られた小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)の生涯を描く作品。幕臣として日本の近代化を進めようと国内外の諸勢力と外交や情報戦を繰り広げていく。27年は生誕200年を迎える節目となる。

 「まさか自分に大河ドラマの主演が来るなんて」と率直な胸の内を明かした松坂。09年、20歳の時に「侍戦隊シンケンジャー」(テレビ朝日)で俳優デビューを飾った。演じた主人公が、劇中で「殿」と呼ばれていた。時を経て、今作で再び殿になる。「36歳なりの人生を経た殿を見せたい」と会場を和ませた。

 映画関係者が「役の幅広さは同世代で頭一つ抜けている」と評する存在。キャリアを積む中で、童貞の小学校教師やヤクザ風の刑事などさまざまな役に挑戦。放送中のTBS日曜劇場「御上先生」でも、理路整然とした官僚をスマートに好演している。小栗も当時のエリート官僚で、頭が切れる人物。どう表現するか楽しみだ。

 制作統括の勝田夏子氏が小栗を題材に選んだ契機は幕末について調べていた時に「知れば知るほど凄い人なのに何で知らなかったんだろう」と思ったことだった。演じる人物には、公人としての高潔な品格と「絶対悪い人じゃない」という安心感が求められると説明。松坂とは過去3作で仕事をしており、その要素を根底から感じてオファーした。「作品の狙いを的確につかんでくださる。同じ方向を向いて仕事ができる」と期待を寄せた。

 松坂は今回小栗を初めて知ったといい、「撮影までに調べて自分の中で落とし込みたい」と意欲十分。また一つ成長した姿を見せてくれそうだ。

 脚本は21年連続テレビ小説「おかえりモネ」などを手がけた安達奈緒子氏が担当。クランクインは来年夏を予定している。 (山内 健司)

 ≪徳川埋蔵金関与!?≫小栗は破綻寸前の幕府財政を支え、日本産業の近代化を推し進めたことから「明治の父」といわれた。1860年に遣米使節として渡米し、帰国後は要職を歴任。軍制改革や近代的工場(造船・製鉄所)の建設、日本初の株式会社設立など、さまざまな改革を推進した。また、小栗を語るのに欠かせないのは、約400万両が幕府崩壊後にこつぜんと姿を消した「徳川埋蔵金伝説」だ。勘定奉行として幕府の財政再建のために金銀を備蓄していたとされ、取り調べもなく斬首されるという悲劇的な最期を迎えたことから「小栗が隠したのではないか?」という噂が生まれた。

◇松坂 桃李(まつざか・とおり)1988年(昭63)10月17日生まれ、神奈川県出身の36歳。08年に雑誌「FINEBOYS」の専属モデルオーディションでグランプリを受賞。14年「軍師官兵衛」でNHK大河ドラマに初出演。映画では、18年「娼年」、19年「新聞記者」、21年「孤狼の血 LEVEL2」などに主演。20年に戸田恵梨香と結婚し、23年に第1子が誕生。

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