【藤井聡太棋王に聞く】今年度は内容と結果がそれほどうまくいってないなという感じはあるかな、と…

[ 2025年3月2日 22:58 ]

棋王戦3連覇の藤井聡太棋王(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第50期棋王戦5番勝負は2日、新潟市の新潟グランドホテルで第3局を行い、千日手指し直しの末、後手の藤井聡太棋王(22)=王将含む7冠=が挑戦者・増田康宏八段(27)を120手で下し、シリーズ成績3勝0敗で3連覇を達成した。同時にタイトル保持の通算期数が27に達し、歴代5位の谷川浩司十七世名人(62)に並んだ。

 感想戦を終えた藤井は記者会見に臨んだ。藤井棋王との以下は主なやりとり。

 ――改めて棋王3連覇の気持ちは?
 藤井 今回の棋王戦は内容的に第1局から第3局まで、どれもかなり際どい勝負でした。最終局の競り合いの中で何とか抜け出すことができたということは良かったかなと感じています。

 ――本年度、まだ王将戦が残っていますけれども、24年度を振り返ると?
 藤井 今年度は内容と結果がそれほどうまくいってないなという感じはあるかなと。特に後手番の時にペースを握られて、そのまま押し切られてしまうという勝負が少なくからずあったので、なるべくそういったことがないようにしたいと思っています。

 ――タイトルの通算獲得期数が27期。谷川十七世名人と並んだ。
 藤井 谷川十七世名人は私にとって憧れの方でもありますので、その記録の上で、何とか今回並ぶことができたというのは光栄なことだと感じています。

 ――この27期を取ったスピードは早いなと感じる?
 藤井 それほど意識したことがなかったんですけれど、私が初めてタイトルを獲ることができたのが2020年でしたので、27期と聞くと、私自身も結構、思っているよりもタイトル戦を戦ってきたんだなという感じです。

 ――本局の勝利でタイトル戦での勝利数が100勝になった。
 藤井 そうですね。たぶん少し前にたぶん99勝くらいと何か聞いたことがあったとは思います。そんなに、という気持ちが強いような感じがします。今までいっぱいタイトル戦で沢山の経験を積むことができたかなという風にも感じていますし、それをこれからもしっかりと活かして取り組んでいけたらなと思っています。

 ――感想戦でも少し咳き込んだりするシーンもあったかと?
 藤井 少し咳が出るような症状が続いてるんですけれど、少しずつ良くなっているかなと思いますし、本局についても特に対局に影響はなく、対局の方は集中して臨めたかなと思います。

 ――今回挑戦者になられた増田八段は藤井棋王の29連勝という一番最初の凄い記録を成し遂げた時の相手。何か感慨のようなものは?
 藤井 その対局自体はだいぶ昔のことですので、直接何か思い出したりということはないんですけれど、結構今まで棋王戦で対戦するまでは割と長い時間、その増田さんと対局することがしばらくなかったので、対局して自分自身はすごく勉強になるところが多かったかなと思っています。

 ――相手の増田八段は筋トレで体を鍛えているが?
 藤井 増田八段のように筋力を付けるのは難しいと思いますが、体力作りは今後もしていきたい。フィジカルもメンタルももっといい状態にしたいです。

 ――ファンに向けて。
 藤井 やはりこの棋王戦シリーズ全体振り返ると、中盤の競り合いが続く将棋が多くて、先手番の時に、主導権を握きれなかったという点が課題が残ったかなと。ただそういった難しい中盤戦を考えることができて非常に得たものの多いシリーズでした。今後は王将戦のシリーズも続くので、ま、そちらでも良い将棋ができるように、コンディションを整えていけたらと思っています。

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