中山美穂さんのファンに最期の姿伝えたい 中村繁之語る「美穂ちゃんは…」55回目の誕生日に

[ 2025年3月1日 07:40 ]

1986年フジテレビドラマ「な・ま・い・き盛り」で共演した中山美穂さん(左)と中村繁之
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 【インタビュー】昨年12月に急死した中山美穂さん(享年54)は3月1日が誕生日だった。俳優の中村繁之(57)は中山さんと1986年放送のフジテレビ「な・ま・い・き盛り」で共演。その後、友人関係を続け、親友のような存在だった。中山さんの妹で女優の中山忍に連絡をもらい、葬儀前にお別れを告げていた中村に思いを聞いた。

 「亡くなった2日後にご遺体に対面しました。最期どのような姿だったのか、美穂ちゃんのファンの皆さんに、伝えなければと思っていたのですが、心の整理がなかなかできなくて、考えることもできなくて。美穂ちゃんの誕生日を迎えてやっとお話しできるようになりました」

 中村は言葉をかみしめるようにしながら振り返った。19歳と16歳で共演。友達以上恋人未満の幼なじみの甘酸っぱい関係を見事に演じ、「な・ま・い・き盛り」は今でも多くのファンがいる作品だ。「お似合いだった」と呼ばれた2人はプライベートでも恋愛関係になることはなかったが、ずっと劇中の幼なじみのような関係を続けていた。

 「限られた人数しか会えなかったと思うので。美穂ちゃんはお化粧もしてもらっていたし、お気に入りの白いブラウスも着ていて。忍ちゃんが“触ってあげてください”って言ってくれたので頭を触らせてもらったらすごく冷たくて。“まいったな”って声が出てしまいました」

 昨年12月6日、自宅の浴室で死去していたのが見つかった中山さん。クリスマスシーズンに合わせて3都市ビルボードツアー中で、当日夜には大阪公演が予定されており、前日5日夜にはツアー最終日の打ち上げを楽しみにしている様子だった。さらに、今年はデビュー40年の節目で全国をめぐるツアーの開催へ張り切って準備をしていた。亡くなったのは不慮の事故だった。

 「別に俺から聞きたくないって人もいると思うけど、中山美穂は中山美穂として最期までキレイなままでした。俺が見た最期の美穂ちゃんを伝えたいとどうしても思ったので。それで納得する人は少ないと思うけど、聞けて良かったと思う人もいるかもしれないって。せめてもの俺の気持ちです」

 お互いの誕生日には必ず祝福のメッセージを送り合っていた。 「去年は“1年健康に過ごしましょう”とラインしました。年齢的にみんなに同じメッセージを送っていて、美穂ちゃんからも“ありがとう”と」

 頻繁に会うわけではなかったが、中山さんが特別な用事もないのに「元気?」と突然電話してくるなど、本当に信頼し合っているからこその関係だった。

 「いまだに突然電話がかかってきたり、いつか会えると思っている自分もいます。ご遺体と会った後もサヨナラが言えなくて、ドアを閉める時“またね”と声を出して言いました。やっぱり別れは言えないな」

 親友の死を簡単には受け入れられない率直な思い。55回目の誕生日。中山さんにもきっと届いているはずだ。

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