永瀬九段、背水の陣 「集中して頑張るだけ」後手番の不利も冷静 王将戦第4局対局検分

[ 2025年2月15日 05:00 ]

前夜祭で参加者と写真に納まる永瀬拓矢九段(左)と藤井聡太王将
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 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑むALSOK杯第74期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は14日、大阪府高槻市の山水館で15日から指される第4局の対局場検分を行った。ここまでの対戦成績は藤井の3勝0敗。史上5人目の王将戦4連覇とともに7番勝負における歴代最多タイ、10連勝も懸かる一局は午前9時、藤井の先手で始まる。

 カド番に追い込まれた永瀬から漂う空気は過剰な悲壮感ではなく、適度な緊張感だった。渡辺明王将に挑んだ4年前の第70期7番勝負第2局以来となる高槻対局。「記憶違いでなければ、食事のメニューに猪(ぼたん鍋)とキジがあったかと。少し珍しい品なので、印象に残っています」と思い出を語る表情には角がない。

 5、6日に東京都立川市で指された第3局。先手番で藤井得意の角換わりを指しこなし、自身のペースに引きずり込んで迎えた終盤に逆転を食らった。勝利への最短距離と思われた113手目[先]4四桂の代わりに、人工知能(AI)が示した驚愕(きょうがく)の最善手は、銀のただ捨て[先]6二銀不成。「人間には指せない」と将棋界が今もざわつく中、当事者の永瀬は「かなりイレギュラーな局面。藤井王将がやはり凄い高い力を有していて、こちらにその一択しかないような局面を結果的に強いられた」と分析しつつ「100局指せば1局現れるかどうか。あまり気にしてもしようがないと思っています」と至って冷静だ。

 第4局は後手番の不利を抱えるが「一局を集中して頑張るだけ」と心構えにブレはない。高槻の地で反撃ののろしを上げたいところだ。(我満 晴朗)

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