威圧「暴君」渡辺恒雄氏の素顔 妻と野鳥と小動物愛し 欠かさなかった外出前のキス

[ 2024年12月20日 04:00 ]

98歳で死去した渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆
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 渡辺氏は愛妻家としても知られていた。2017年に死去した妻の篤子さんとは後輩の紹介で知り合い、渡辺氏が一目ぼれ。55年に結婚した。「過去の27人より素晴らしい」と独特の求愛言葉で口説き落としたという。

 97年に渡辺氏は前立腺がんが発覚し、翌98年に全摘手術を受けた。闘病生活を支えてくれた篤子さんだったが、99年に脳出血で倒れた。渡辺氏は会社に「2週間出社できない」と伝え、術後の篤子さんの手を握り続けた。その後、篤子さんは認知症を発症するも奇跡的な回復を遂げた。

 新婚当初、渡辺氏の外出時にはお互いの頬にキスをすることが夫婦の習慣だった。当時数カ月で終わったが、結婚生活50年を超えた頃にお出かけのキスが復活。深い愛情で結ばれていた。

 ≪ハムスター飼育 穏やかな一面≫
 「たかが選手が」発言などで「暴君」の印象が強かった渡辺氏だが、そのイメージとは正反対の穏やかな一面も持ち合わせていた。私生活ではハムスターなど小動物を飼育し、バードウオッチングを趣味としていた。自宅の庭に餌場を設け、野鳥が訪れるのを楽しみとしていた。音楽鑑賞もたしなみ、ベートーベンやチャイコフスキーなどのクラシックを好んで聴いていた。

 同業者の仕事に理解も示していた。巨人の球団経営に参加し始めた1990年代から2000年代には、宴席の後に記者団から取り囲まれることが常だった。「夜討ち朝駆けの経験があるから、苦労している記者には応えたい」という記者出身ならではの思いから、長時間張り込みをしていた記者をないがしろにすることなく向き合っていた。顔見知りとなった男性記者に「独身か?独身だったら女性を紹介するぞ」と声をかけたこともあった。

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