小谷みどり氏 高額な東京23区の火葬費「都が全都民が扱えるものをつくっていないのが問題…クーポンを」

[ 2024年9月16日 11:21 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 シニア生活文化研究所の小谷みどり所長が16日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。東京23区の火葬費用の高さについて言及した。

 番組では、都市別の火葬料で東京23区は9万円とダントツの1位で、2位の那覇市は2万5000円。ほかに横浜市1万2000円、千葉市6000円、津市3000円、札幌市、新潟市は無料で、都内でも府中市、立川市は無料だという。

 東京23区が高い理由の1つとして、23区内の火葬場9カ所のうち、民営が7、公営が2カ所なのに対し、23区以外は自治体が運営する公営火葬場がほとんどで、全国の火葬場の99%が公営だと説明。中国の企業が23区内の民営火葬場を運営しており、21年以降、料金は1・5倍になっていると伝えた。

 小谷氏は「火葬というのは、それ以外の選択肢がないわけですから、しかも公共サービスであるべきだと思う。もともとは東京都が、全都民が扱えるようなものをつくっていないことが問題。民間にやらせるのであれば、住民に対して利用料をサポートする、クーポンみたいなものを出すっていうことが必要なのではと思います」と自身の考えを述べた。

 これにコメンテーターで信州大の山口真由特任准教授は「民営の1社がほとんど独占に近い状態ですよね。クーポンを出すとすると、1私企業への助成になってくるので、これは難しい。私は本来であれば、区が火葬場を民間から買い上げておくべきだったと思う」と話した。

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