石破茂氏 河野太郎氏の不記載分返還案に疑問「どこに返すの?お金に色は付いていない」

[ 2024年9月12日 22:41 ]

石破茂氏
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 自民党総裁選(27日投開票)に立候補した石破茂元幹事長(67)が12日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に生出演し、政治とカネをめぐり候補者から出ている意見に疑問を口にした。

 告示日のこの日は、立候補した9人がそろって出演。政治不信を招いた信頼回復のための策などについて討論した。

 裏金事件では、安倍派を中心に80人以上の議員らが、パーティー券収入のキックバック(環流)分を収支報告書に記載していなかった。河野太郎デジタル相は、「私は、不記載になった金額は返して下さいと。国に納めるなら納めることでで、けじめ付けて前に進む。法律的に処理が終わっていてもやるべき」との対応策を口にした。

 一方で石破氏は、その金の出元に疑問を呈した。「国庫にもらった金なら国庫に返納する。国からもらった金ではない。つまり不記載のパーティー券分は、いろんな企業が買ったわけですよね。そうすると、企業にしてみれば、どこに返すの?という話になる。お金に色は付いていないので。じゃあどこに返すの?という話」。国庫以外から出た金の返還先について「かなり技術的に難しい気はする」と私見を述べた。

 今回の事件で、離党という重い処分が下された塩谷立氏は、「この問題は党全体の問題」とし、「最後に自分が辞めるというのも、これは何なんだという思い」と悔しさをにじませた。

 これに石破氏は「そうだと思う」と同意。「党として説明するのが大事だと思う。そういう方々が、報告書も訂正しましたと。きちんと政治活動に使いましたと。そうじゃないと納税していただかないといかんのだけど…。それでいいかというと、国民は全然、納得してない。納得してもらう責任は、党も負わなきゃいけない」と訴えた。

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