石破茂氏 米不足でも備蓄米渋る政府方針に疑問「選択肢の一つ」「高いので買えない…ゆゆしき事態」

[ 2024年9月10日 16:50 ]

石破茂氏
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 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬を表明している石破茂元幹事長(67)が10日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にリモートで生出演し、全国的な米不足について見解を示した。

 昨年の猛暑の影響による不作、災害に備えた買い込みや、インバウンド用の米の需要、さらに小麦高騰で米の需要が上がったことなどが理由に挙げられている。冷夏から大凶作に陥った93年以来、31年ぶりの米不足で、“令和の米騒動”とも呼ばれている。

 こうした現状について、元農水相でもある石破氏は、「高いですよね。買うのをやめようかなという方がおられる」と述べた。

 政府は値崩れを呼ぶ恐れがあるとして、100万トンある備蓄米の放出を否定している。現在でも全国の多くのスーパーで、米売り場の棚には商品はほとんどない状況。24年の新米が店頭に並び始めたが、生産コスト上昇や需要の高まりを受け、価格は平年の倍近くにまで高騰している。

 見解を問われた石破氏は「新米が出回るまでのごく短い期間ですので、備蓄米の放出は選択肢の一つだなと思っています。高いのでお米が買えないなって方があるというのは、政府としてゆゆしき事態だなと認識しています」と懸念を示した。

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