橋下徹氏 斎藤元彦・兵庫県知事に「完全な事実無根なのか、多少は事実が入っていたのかくらい…」

[ 2024年8月7日 09:23 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が7日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題について言及した。

 兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)が2日開かれ、職員へのパワハラ疑惑について斎藤氏を30日に証人尋問することを決めた。斎藤氏を含む計11人に出頭要求し、23日にも職員への尋問を行う。斎藤氏は決定後、記者団に「しっかり調査に対応する」と説明した。

 告発文書は元県幹部の男性が作成。斎藤氏が出張先で公用車を降り20メートル歩かされただけで職員を怒鳴り散らしたパワハラや、視察企業からの贈答品受領などの疑惑を挙げている。男性に対し、斎藤氏は当初「うそ八百」などと完全否定。県は告発を誹謗中傷と認定し、男性に懲戒処分を課した。その後、告発の一部が事実と判明し、事態を重くみた県議会が百条委員会の設置を決定した。しかし、百条委に出席予定だった男性は7月7日に死亡した。自殺とみられる。

 橋下氏は「斎藤兵庫知事告発の元県民局長は公益保護の『対象外』と弁護士 拙速すぎる懲戒処分に影響」と題された記事を引用し、「真実相当性の判断は告発対象者の斎藤さんがすればいいだけ。自分のことなんやから。完全な事実無根なのか、多少は事実が入っていたのかくらい自分のことなんやかは分かるはず」と自身の考えをつづった。

 この問題を巡り、県政の混乱を招いたとして7月31日付で片山安孝氏が副知事を辞職。斎藤氏の肝いり政策の担当理事だった小橋浩一氏は、体調を崩して休んでおり、自ら申し出て今月1日付で総務部付の部長級に降格した。

 また、元県幹部の男性が3月に内部告発の文書を一部の報道機関や県議に送付したことについて、内部調査を行った人事当局を所管する総務部のトップだった井ノ本知明総務部長が、7月30日から病欠していることが明らかになっている。

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