ボクシング女子 台湾選手も性別巡る議論 57キロ級リン・ユーティン 圧勝に相手コーチ「男だ」

[ 2024年8月4日 04:50 ]

パリ五輪のボクシング女子57キロ級で、ウズベキスタンのシトラ・ツルジベコワ(左)と対戦する台湾のリン・ユーティン
Photo By 共同

 ボクシング女子で57キロ級の台湾選手に関しても性別を巡る論議が起きている。騒動の渦中にある66キロ級のアルジェリアのイマネ・ヘリフ(25)と同様、昨年の世界選手権は性別適格検査で不合格。今大会は出場が認められ2日の初戦に勝利したが、相手チームからは不満が噴出した。

 選手はリン・ユーティン(28)。台湾紙の聯合報などによると、昨年の世界選手権で銅メダルを獲得したが、性別検査が不合格だったとして主催する国際ボクシング協会(IBA)に取り消された。今回、国際オリンピック委員会(IOC)はリン・ユーティンがパスポート上、女性だとして出場権を擁護している。

 リン・ユーティンは2日、ウズベキスタンのシトラ・ツルジベコワと対戦し圧勝した。ツルジベコワのコーチは試合後、取材に対し「残念としか言いようがない。(リン・ユーティンは)男だ」と話し、IOCへの抗議も辞さない姿勢を示した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

芸能の2024年8月4日のニュース