三谷幸喜氏 「東京サンシャインボーイズ」30年前の“事実上解散” 当時の舞台裏明かす

[ 2024年7月11日 19:55 ]

<東京サンシャインボーイズ新作舞台製作発表会見>製作発表会見に出席した三谷幸喜氏(撮影・小渕 日向子)
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 脚本家の三谷幸喜氏(63)が11日、都内で行われた「東京サンシャインボーイズ新作舞台製作発表会見」に出席。新作舞台の詳細を発表した。“30年間の充電”を宣言した当時を振り返り、理由を明かした。

 「東京サンシャインボーイズ」は1983年に三谷氏を中心に旗揚げ。“最もチケットが取れない劇団”として人気を博していたさなか、1994年の「罠」を最後に“30年の充電”を発表。2009年に12日間だけの上演を行い、「これより15年間の休憩に入ります」とだけ残して長い沈黙に入っていた。
 
 劇団としても、俳優としても上り調子になっていた時期の事実上の劇団解散。名残惜しい気持ちがありつつも、演出家としては「皆のマネジメント、マネジャーはさすがにできない」と悟ったという。

 「1番売れているときに解散しちゃって、みんな別の事務所に入れていただいて、おのおの頑張ってもらおう」と考え、休止前最終公演では数々の芸能事務所に売り込みを決行。それぞれのフィールドで活躍できるように後押しした。

 解散当時そのほとんどが20、30代だった劇団員らも今ではベテラン。今回、再始動にあたり、三谷氏書下ろしの新作公演に再び集まった。

 劇団員・相島一之とともに司会進行をした三谷。充電に入る前に予告していた「『リア玉』は上映いたしません」と断りながら、劇団に欠かせないコメディー要素を盛り込んだ、群像劇であり、時代劇でもある「蒙古が襲来 Mongolia is coming」を上演すると発表。九州のとある漁村が舞台で「傑作になる予感があります。ご期待ください」とアピール。

 スケジュールの関係上、今年の上映は難しく、2025年に開幕予定。“31年ぶりの復活”へ動き出す。

 この日は演出補助の福島三郎、作品に出演予定の相島一之、阿南健治、小原雅人、梶原善、甲本雅裕、小林隆、近藤芳正、谷川清美、西田薫、西村まさ彦、野仲イサオ、宮地雅子、吉田羊も登壇した。

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