今田耕司　ギャンブル依存症の知人の行動で実感「ウソも本当につくんですよ。その場しのぎの」

今田耕司
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　お笑いタレントの今田耕司（58）が31日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」（日曜前10・00）に出演。ドジャース・大谷翔平投手（29）の専属通訳だった水原一平氏（39）が違法賭博に関与した疑いなどで解雇された件で、ギャンブル依存症の知人について驚きのエピソードを語った。

　コメンテーターの谷まりあが、水原氏のギャンブル依存症に誰か気付かなかったのかという疑問を呈すると、今田は「言わへんねん。依存症の人は言わないの。そこだけは隠すのよ。バレないようにすんねん、ホンマに」と語った。

　MCの東野幸治が「まわりにいたんですか？」と聞くと「あなたもよくご存知の、僕の同級生です」と語った。その同級生の性格は「本当に真面目」にもかかわらず、「ウソも本当につくんですよ。その場しのぎの」と振り返った。

　東野は「一度、今田さんと今田さんの友達がうちに遊びに来たんです」と明かし、その後3カ月後に仕事先の東野に妻から「3カ月前に今田さんとやって来た同級生が家に来ている、と。泣きながらお金を貸してくれと言いに来ている」と電話があった。当時東野が住んでいたのは、道が入り組んでいて「1回で行けないマンションやった」（東野）ところに「一発で」（今田）たどりつき、「とにかくコーヒーを一杯出したら、泣きながらコーヒー飲んで、スターの今田にこんな友達おるなんて、ごめんな。少しお金貸してくれ」と懇願したという。今田は「涙は出てないんです。本当にすぐバレる…たまたま（東野）と一緒に打ち合わせしていた時だったんです」だったため、すぐに同級生に電話をして「お前、何してんねん」と怒り、事を収めたという。

　今田は「すぐにわかるんです。それなのに、その場しのぎのうそをつく…」と語り、その経験から、水原氏が当初、借金を大谷が支払ってくれたと語っていたのが、翌日に大谷は何も知らなかったと証言を変えたことについても「理解できる」と今田。「もちろん人が変われば事情も変わりますけど、明日にはバレるウソをついてしまうくらい、借金ですし…追い込まれていたのかな」と推察していた。

　ギャンブル依存症については主な症状として9項目ほどが挙げられるが、その一つとして「ギャンブル関連のうそ」が挙げられている。大谷の声明が事実なら、今回、水原氏は数々のうそを繰り返したことになり、症状に合致する。また、「大切な人間関係の危機」や「ギャンブルを原因とした借金」も主要症状の一つ。家族や周囲の人は安易に借金を肩代わりしてはいけないともされている。