日テレ「世界一受けたい授業」19年半の歴史に幕 校長・堺正章「またお会いできる日がある」

[ 2024年3月23日 22:51 ]

堺正章(中央)とくりぃむしちゅーがMCを務める「世界一受けたい授業」(番組公式サイトから)

 日本テレビの人気バラエティー「世界一受けたい授業」(土曜後7・56)が23日の放送をもって19年半の歴史に幕を下ろした。2004年10月の放送開始から各界の著名人が「先生」として登場し、時事問題などを分かりやすく伝える内容で愛されてきた。

 番組の最後にくりぃむしちゅー・上田晋也が「今後も特番として時々放送させていただくんですが、レギュラーとしては今夜が最後」と改めて今回の放送で最終回と伝えつつ、今後は特番で“復活”することがあると伝えた。

 堺正章は「校長は学びの方たちを指導する立場にあったんですが、自分が一番学んでいたかなと凄く感じました」と振り返った。出演した佐藤栞里が涙を見せる中、「だが、次の日の朝、全部忘れてしまうんですね」と明かして笑わせつつ「またお会いできる日があると思います。では最後の雄叫び“Let's!ホニャララ”」と締めくくった。

 最終回は3時間スペシャルで放送され、ディズニー音楽の秘密や古代エジプトの謎などについて迫った。また19年半の間に出演した“歴代名物先生”をVTRで振り返り、スタジオで最後の授業も行われた。

 放送冒頭では、上田が「校長、今日は19年半続いたこの『世界一受けたい授業』、残念ながら最終回ということになってしまいました」と堺に告げると「ねぇー。有田くん、僕に会えなくなると思うと寂しいだろ?」と尋ねた。

 この問いに有田哲平は「寂しいですけど、ここ10年ぐらい校長とのお別れはずっと覚悟してた」と冗談を交えつつ答えた。堺は「これでお別れになったら、あとは校庭に銅像を…バカやろう」と“恒例“のノリツッコミでスタジオを笑わせた。上田は「こういうやりとりも今日が最後になるんですね」としみじみとしていた。

 スタジオを学校に見立て、さまざまな著名人の講義を届ける教育バラエティー。堺が校長、上田が教頭、有田が学級委員長としてレギュラー出演。学びの要素が強いため親子視聴率が高く、PTAによる「親が子供に見せたい番組」の調査では06~11年度に6年連続で1位に輝いた。同局関係者は終了理由を「総合的な判断です」と説明している。

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